1日の終わりに哲学で人間を深めるひと時。 

令和哲学者Noh先生と5人の侍で開催している第806回令和哲学カフェ

 

テーマは「人間とは」

 

人間は何を知り、何をやり、何を希望できるのか?人間のDeep Learningを通してBest Being、to live bestな生き方を案内。今週は「人間とは」まとめの週。

 

ドゥルーズ哲学と出会う。

 

月曜日:小林 隆人さん

火曜日:花輪 稚佳子さん

水曜日:池田 健吾さん

木曜日:大場 龍夫さん

金曜日:長岡 美妃さん

 

 

昨日は小林さんから月曜日の総集編の芸術的なプレゼンテーションが行われました。

 

古代から人間の本質を追究してきた人類。

近代に入り、科学技術の発展に伴い、便益を追求することが主流となりましたが、その先にAIという人間の知性を超越する存在が登場し、人間とは何かという問いが再び浮上しています。

 

様々な題材をジル・ドゥルーズの哲学を通して、ジル・ドゥルーズの哲学を通じて、5つのトピックを取り上げ、人間とはに迫った月曜日。

 

1,映画「ドライブ・マイ・カー」を通じて、罪悪感に焦点を当てました。

足りないことを補うために権威へ従属することが正常で、それができなければ異常という罪悪感に陥るエディプスコンプレックスに対してアンチを唱えた『アンチ・オイディプス

 

無限の欲望は変化をつくり、生産性を向上させると肯定。

 

2,宇宙物理学を通して、自分=不可能性そのものであることを深めました。

同一性が前提の差異ではなく、よく観察すれば1秒前の自分と今の自分が違うように、差異が本質でその中の一部分を切り取っているのが同一性と説明しました。

 

3,アニメ『サイコパス』を通して、錯覚の仕組みを知る。

この現実は泡沫、錯覚、観点の中の世界。

錯覚の仕組みを知れば主体性が持てる。

 

4,アニメ『犬夜叉』を通じて、物語の主人公に関する議論を展開しました。

カントニーチェドゥルーズの時間、存在、物語について比較的探究がおもしろかったです。

 

5,三輪 明宏さんを通じて、物語の統合について深く理解しました。

カオスの中から秩序を生み出し、その秩序から自由になっていくことを通してすべてから自由になっていく芸術の規定が美しかったです。

 

小林さんのまとめとNoh先生の解釈を通して、不可能性の自分にハマっている状態では、周りに流されてしまう。

錯覚の仕組みを理解し錯覚から出ることができたら、自分の物語を持つことができる。その物語は自分の物語であると同時に誰もが乗っかれる物語。その物語が進化していくことで、物語の大統合が起きる。

人類の物語の大転換は1945年8月15日なのだと感じました。

 

差異を解釈しているのは同一性の自分。

同一性から差異が生まれる最初の事件を教えることができるのが人間個人の尊厳。

それを超えた共同体の尊厳をできるが日本。

日本で100万人が一堂に会する祭りの話に感銘を受けました。

 

そして、ハマスに両親を殺されたイスラエル人の言葉が心に響きました。

 

そしてハマスに両親を殺されたイスラエル人の復讐は望まない、日本の歴史、人々に力を借りたいという言葉が心に刺さりました。

 

日本は第二次世界大戦で焼夷弾、原爆を落とされたが、なぜアメリカと友好関係が結べたのか。

 

鬱、自殺、殺人、戦争が2度と起こらない世界へ。

日本文明のアモール・ファティを胸に未来を描こう。

今晩も楽しみです。

 

川名 哲人

 

 

Dignity2.0国際カンファレンスは、世界で初めて世界基軸教育を提唱し、2021年の大阪初開催以来、毎年国内外から4000名にのぼる企業・団体・個人が参加しています

今年は福岡でお会いしましょう。

 

 

2023年10月31日発売

Noh Jesu著「これからの生き方Best Being