1日の終わりに哲学で運命愛を深めるひと時。
令和哲学者Noh先生と5人の侍で開催している令和哲学カフェ、第760回。
「韓関係のアモール・ファティ!〜 日韓兄弟国家宣言でワンワールドになる 〜」
統一新羅は、どのように仏教を活用していったのか?
当時の王族や貴族、民衆の生活に近づきタイムスリップした感じがしました。
月曜日:長野 広樹さん
火曜日:黒田 麻衣子さん
水曜日:大川 真さん
木曜日:堀江 直樹さん
金曜日:長岡 美妃さん
古代~近代までの日韓の歴史に迫る。
水曜日は統一新羅時代(676~892年)後三国時代(893~935年)について深めていきます。
昨日は大川さんが統一新羅について、今までの流れのおさらいと、統一新羅は、どのように仏教を活用していったのか?についてプレゼンしてくれました。
一週目、新羅の衰退、時代を通して繰り返す国家秩序。
持続不可能な集団秩序の限界。
二週目、国家秩序をどのように保ったのか?
古代は中国モデル、近代は西洋モデル、人工知能が行動に発達した今はモデル不在の時。
三週目、どのような外交戦略で国家を発展させたのか?
中国に依存、日本に依存、独立国家になり、これからつくる新しい関係へ。
昨日は、どのように仏教を活用していったのか?
宗教教育、科学教育、教育の限界とはを深めました。
来週は統一新羅唯一のエリート集団花郎(ファラン)の果たした役割とは?来週も楽しみです。
続いて統一新羅の仏教の活用してついて。
8世紀の世界は、中東ではイスラム教、ヨーロッパではキリスト教、アジアでは唐を中心として仏教が大ブームでした。
新羅でも仏教を鎮護国家として重んじます。
唐の有名な僧に直接師事された僧が続出。
奈良時代だった日本も大仏教時代でした。
百済に攻められ新羅が国防の危機に立たされた時に、王様の権威を示すために建てられた皇竜寺のような権威としての仏教。
朝鮮半島を統一したが東に日本、北に渤海がおり不安にあった中、何とかしようと教育機関の要素も持ちながら、軍事の要所にお寺があったという国防としての仏教。
花郎の精神的主柱。
天然痘パンデミックに対して、仏教に救いを求めた人々。
最初は王権への集中のために王や貴族に広まっていたっが、民衆にも広まっていきます。
新羅仏教の大衆化に活躍した元暁(がんぎょう)は戒律をことごとく破って自由奔放に振舞ったようです。
道で楽器を弾いて歌ったり、踊ったりして民衆に広めていったとのこと。
義湘(ぎしょう)の華厳宗は、王族や貴族へと受け入れられていきました。
仏教、宗教の限界を補い、全く新しい社会秩序を構築する要素とは?という深いテーマでのディスカッションが、とてもためになりました。
様々な民族と出会い交流する中で、人との意見が違うことが当たり前すぎて、問題としてとらえていなかったという意見が印象的でした。
問題と思わなければ、解決しようとも思いませんから、問題を規定できる価値を感じました。
出演者の方やNoh先生のお話しを聞いて、令和哲学は今ここ、勝負する。生まれた時からいろいろな事件につかまれている網から自由にさせる。完全知に到達することで、剰余エネルギーが生成でき、体系的秩序が分かる。
その人たちが共同体をつくって、ありたい現実をつくっていけるというお話しに感動。
観点の問題を規定でき、脳機能と心機能を明確に分離・分解・蒸留して、脳対心という対決構造をつくり出すことができていること。完全知を共通土台にした共同体、オンライン・オフラインのプラットフォームをつくっていける令和哲学の価値を感じました。
今ここの勝負をしていこう。
今晩も楽しみです。
川名 哲人