1日の終わりに哲学で運命愛を深めるひと時。 

令和哲学者Noh先生とチームで開催している第720回令和哲学カフェ

 

「韓関係のアモール・ファティ!〜 日韓兄弟国家宣言でワンワールドになる 〜」

 

 

月曜日:長野 広樹さん

火曜日:黒田 麻衣子さん

水曜日:大川 真さん

木曜日:堀江 直樹さん

金曜日:長岡 美妃さん

 

昨日は1868年~1897年の中での壬午軍乱について深めました。

 

長野さんから全体像のお話しがあった後、西村さんと私からプレゼンさせていただきました。

 

 

 

 

清は朝鮮を属国としていたい。

ロシアは不凍港が欲しい。

日本はロシアの南下と清に対して朝鮮を防波堤にしたい。

それぞれの思惑がうごめき、朝鮮に迫っていた当時。

 

日本だと室町から明治まで、約500年間の間朝鮮と統治していた李氏。

その衰退の大きな理由は、西洋の産業革命による文明に格差という外的なも。

王族の中での派閥争い、官僚である両班による無秩序化、私利私欲優先の支配構造という内的なものがありました。

 

1392年建国時は、明を宗主国としており、明より「権知朝鮮国事」に冊封されるのち「朝鮮国王」と封ぜられていました

。そして宗主国が清に変わります。

 

そんな李氏朝鮮は、開国派(朝鮮国王高宗の王妃閔妃)と保守派(高宗の実父、興宣大院君)に分かれて対立。

 

同時期、日本は大政奉還から明治維新に成功。

1875年8月、日本の軍艦雲揚は江華島水域に侵入して測量を強行したのに対して、朝鮮側が発砲した江華島事件が勃発。

 

朝鮮に対し治外法権と関税自主権の喪失という不平等条約を締結。(日朝修好条規

それまで世界と限定的な国交しか持たなかった朝鮮が開国していく契機となりました。

 

 

閔妃は日本主導のもと近代化していきます。

開化派の軍隊「別技軍」は日本式訓練を受け、日本に留学、最新の武器を支給され、勢力を拡大。

一方大院君の旧軍は、ろくな訓練もなく、武器も火縄銃で、規模自体も縮小されます。

 

そのうえ、財政枯渇と凶作、日本による米の買い占めによりお給料の米を約1年間支給なしという状況でした。

1年ぶりに支給された米も管理役人が私腹を肥やすために、砂や糖、腐った米が混在。

 

これに怒った旧軍が朝鮮政府に反乱を起こし、それが不満を持っていた民衆にも波及し、拡大していきます。

 

日本公使館も襲撃され、何人かが殺害されます。

閔妃も命からがら逃亡。

 

大院君が復権します。

 

しかし約一か月後、清が介入。

清が任命した王ではないからと、大院君を拉致。

 

それによって閔妃が復権。

 

朝鮮半島において、清の影響力が強まり、閔妃が親日派から親清派になり、清の方針で近代化を進めるようになります。

 

 

朝鮮の歴史に触れる中で、常に超大国中国が隣にあるので、そこに立ち向かっていくよりは、自分たちの国を守り維持することで、精一杯になりやすく、それだけ朝鮮内部でどう権力を握るのかをいう発想に向かいやすいのかなと思いました。

 

日韓関係も同じで、隣国同士でマウントを取り合っている間に、アメリカや中国の影響力は強まり、超大国を超えるビジョンを発想しにくい状況とオーバーラップを感じました。

 

相反するものが1つになって、大きなビジョンに向かうにはというディスカッションも楽しかったです。

 

 

焼夷弾、原爆を落としたアメリカを受け入れ、今では一番信頼できる国になっている。

それは恥を知り、義を知り、死に対する覚悟は日本人なら誰もがもっており、それに加えて兵法に勝つという、日本の武士道があったから可能だというお話に、大和魂が癒されました。

 

そのように解釈できるNoh先生は日本にとって、とても有難い存在だと思いました。

 

今後は大きな心を韓国に向けて、一つになっていく必要性も感じました。

 

武士道を教育体系化した令和哲学の意義は、偉大な事件を完成に向かわせる。

 

大きな心で生きよう。

 

川名 哲人