1日の終わりに哲学で尊厳習慣を深めるひと時。
令和哲学者Noh先生とチームで開催している令和哲学カフェ。
5期はNoh先生が進行し、経済学を導入。
アダム・スミスの西村 莉香さん、マーシャルの小林 隆人さん、ケインズの美談 年民さん、マルクスの佐藤 周之さん、ドラッカーの小田原 千草さんで開催。
「経済を哲学する」
原始人が開発したアナログ言語、切断言語を使っていてば、情報が入れば入るほど複雑になって整理整頓が起きません。
人間関係がうまくいかない、無感動、情報整理ができないのは、人間性や知能の問題ではなく言語の問題。
すべてがつながるデジタル言語を使えば全体がみえる。
人間の尊厳が守られる。
言語のイノベーションを起こす令和哲学。
デジタル言語を使うためには、体の自分はアバターになって、本物の主体になるのが大事。
2022、2023、2024年で日本で言語革命が起こらないと世界の未来はない。
デジタル言語を活用して、尊厳溢れる共同体づくりをしていく日本の使命を伝えるために、平日毎日開催している令和哲学カフェ。
昨日は経済学者というより社会生態学者のピーター・ファーディナンド・ドラッカーとの出会いを深めました。
どんな社会、どんな組織であれば、人を幸せにできるのか?という問題意識を持っていたドラッガー。
資本主義、社会主義の経済至上主義であれば格差や不平等が生まれてしまう。
それを変えるために全体主義であるナチスが生まれました。
目の前に幸せさえもたらされたことで、全体に対して無関心になってしまい、全体主義に呑み込まれていきました。
全体主義でも幸せになれない。
だからポスト資本主義社会を提唱。
1人1人の人間が役割と位置づけをもって機能する自由な社会。
支配力を持つ資源、最終決定を下す生産要素は、資産でも土地でも労働でもなく「知識」に変わる。知識社会であると共に組織社会であると説きました。
これを具現化していくのに企業が重要な役割をもつのではないかとして、マネジメントを体系化しました。
マネジメントを担う者は社会科学や人文科学のみならず、物理学や倫理学など身につけねばならない。
初知識を効率と成果に結びつけ、社会的な諸問題に役立てていかなければならない。
マネジメントとは、人に強みを生かし、組織の成果につなげる活動すべてとしました。
マネジメントを担う人間・経営精神を培う教育が必要。
人々が重要な役割を果たすためにコミュニティが必要。
これらがどこにあるのか?
西洋ではない、非西洋の文化にあると。
有名なドラッガーが、このような考えを持っていたとは驚きでした。
言語革命、教育革命による新しいコミュニティづくりを切望してるように感じました。
日本では特に売れたものがいいものだという風潮がありますが、日本はまず自分たちの誇りを取り戻すことが大事だという、Noh先生のコメントに大和魂が震えました。
川名哲人