1日の終わりに哲学で尊厳習慣を深めるひと時。 

令和哲学者Noh先生とチームで開催している令和哲学カフェ

5期はNoh先生が進行し、経済学を導入。

 

アダム・スミスの西村 莉香さん、マーシャルの小林 隆人さん、ケインズの美談 年民さん、マルクスの佐藤 周之さん、ドラッガーの小田原 千草さんで開催。

 

「経済を哲学する」

 

人の話が聞けず関係性が築けず孤独、地球温暖化、食糧危機、スタグフレーション、科学技術的特異点など多様な問題が起こっています。

重要なのは原因の解明。

そして解決策を実践できるのは日本。

 

昨日はジョン・メイナード・ケインズとの出会いを深めました。

 

第一次世界大戦、世界大恐慌、第二次世界大戦を生きたケインズ。

大恐慌時、イギリスでは4人に1人が失業者という状況でした。

 

それまでの経済学では、賃金が低いから働きたくない、もしくは働くまでの技術などを身に着けている人が仕事をしていない人で、働きたくても働けない人などいないと言われていました。

そこに対して、そんな経済論理だけでなく、働きたくても働けない人が実際に存在しているのだから、人間がどういう状態なのかをしかっり見ることが大事!

 

それまでのアダム・スミスやマーシャルの経済学の市場に任せるだけでは限界がある。問題がある時は政府の介入が必要だと説きました。

 

有効需要を上げれば、国民所得と雇用量が上がります。

有効需要を上げるには銀行に預けてお金が増える利子率よりも、投資によるリターンである利潤率を高ければ民間投資を活性化させる。そうすれば国民所得と雇用が増える。

だから利子率を下げること。

 

それでもダメな場合は、有効需要を上げるために政府が公共事業をする必要性を説きました。

 

今でも活用する手段ですね。

 

環境破壊がひどい産業社会の商品の概念で、人間が商品になれば、使い捨ての物のようになってしまいます。

産業や商品の概念を、根底からひっくり返す必要性を感じました。

 

川名哲人