AI(人工知能)は作曲家の仕事を奪うのか? | 作曲方法やDTMの豆知識-わくわく作曲先生♪【課外講座】

AI(人工知能)は作曲家の仕事を奪うのか?

難易度3星星星

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今回は、「AIは作曲家の仕事を奪うのか?」について書いてみます。



最近、AI(人工知能)の話はよく聞きますよね。

一昔前までは、AIは性能が低く、

それほど話題にはなっていませんでした。



ですが今のAIは、かなり進化してきており、

人工知能と呼ぶにふさわしいレベルになってきました。



AIの進化によって、僕たちの生活も

いろんな恩恵を受けています。



たとえば、アマゾンで買い物をしたことがある人は多いと思いますが、

買い物履歴や閲覧履歴をAIが学習して、

オススメの商品を提示してくれます。

車の自動運転も、AIによってできるようになってきていますね。



ただ、AIは生活に役立ちますが

その一方で、AIによって職を奪われる人も出てきています。

オックスフォード大学の論文では、

今後10~20年の間に、約50%の仕事がAIに置き換わると発表されました。



AIに置き換わる職業は、「マニュアル通りに作業する仕事」が主だと言われていましたが、

AIの進化はすさまじく、絵画を描けるところまで来ています。

しかも、AIが描いた絵がコンテストに入賞してしまい、

議論にもなっているそうです(^^;)

【ARTnewsJAPANより】
https://artnewsjapan.com/news_criticism/article/412



では、作曲家はどうなんでしょうか?

AIは、人間レベルの作曲が出来るようになるのでしょうか?



結論から言うと、人間に近いレベルの作曲は

すでに出来るようになっています。

検索すると、いろいろ見つかります。



たとえば、ビートルズの曲をAIに学習させて

ビートルズっぽい曲を作ることが出来ます。



ただ、良い曲が書けるかどうかは別問題です。

作曲に関して、AIの一番の欠点は、

出来上がった曲が、良い曲かどうかを、

AI自身が判断できないということです。



ヒット曲をたくさん学習させて、判断させればいいと思われるかもしれませんが、

ヒット曲は、歌詞やアーティストの魅力、時代背景など、

いろんな要素が絡んでくるので

なかなか判断は難しいです。



それらを全て、総合的に判断できるほどAIが進化すれば、

どうなるか分かりませんが(^^;)



よって、あくまでも個人的な意見ですが、

AIが作曲家の仕事を奪うのは

おそらく難しいのではないかと思います。



AIは、作曲家の仕事を奪うというよりも、

ツールとして進化するのではないかと思います。



今でも、アルペジオを自動的に作ってくれる「アルペジエーター」や、

コードネームを入力すれば自動で伴奏を作ってくれる「自動伴奏機能」などがありますよね。



これと同じように、AIによって、

メロディのヒントや、アレンジのヒントを出してもらい、

最終的には、作曲者の感性や判断で、

曲を作っていくスタイルが出来上がると思います。



今後、AIがどのように進化していくか、

作曲にどのような影響をもたらすのか注目ですね。



それでは、また次回、

お会いしましょう(^◇^)ノ

 

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