J専2年生
夏になり、初めて楽器店主催の ピアノ発表会 と ピティナ・コンペ(A1級)、
ピアノ専攻ですが YEF にも挑戦することとなり、3つを同時進行していく形と
なりました
今思えば、基礎練習のテキストこそ少しずつでも進めた方が良かったのかも…
と思うのですが、当時はそんなことを考える余裕もなく、演奏曲の練習に
必死でした。
結果は見事に 惨敗 …
一緒に出場したグループの仲間が入賞したり予選通過する中、
息子はことごとく入賞できませんでした。
原因は、左利きが影響し、伴奏の方が重くうるさくなってしまい、
抑揚のない表現力に欠ける演奏になってしまったことでした。
それでも、唯一ピティナでは合格証をもらうことができたので、
初めてもらう小さなトロフィーに息子は喜んでました。
落ち込んでいる暇もなく、 JOC に向けての作曲が始まり、
前年は出場させてもらえなかった YJPC(楽器店大会) への出場許可も出ました。
この年の JOC はピアノ変奏曲となったのですが、やはり完成した頃には
先生の曲と化してました。
どちらも緩急のある曲だったので、音の出し方やアーティキュレーションを
意識することについて、懇々とご指導いただきました。
自宅練習においても、コンクールの反省を踏まえ、
①pの時は左手も小さく、fの時は右手も大きく
②歌うように弾く
ということを意識しました。
この時ばかりは夫の指導が熱かったです
そして迎えた初めての YJPC 本番
皆の演奏に圧倒され心が折れそうでしたが、大きなミスはなく悔いのない演奏に
なったと思います。
表彰式も何か入賞できたら良いなぁ … くらいの淡い期待でしたが、
まさかの金賞にたいへん驚きました。
あまり感情を表に出さない息子、名前を呼ばれた瞬間静かに立ち上がり、
堂々と舞台に上がって行ったのを覚えています。
地区予選では、さすがに次のセミファイナルには進むことはできませんでしたが、
奨励賞をいただくという快挙を果たすことができました。
保育園のお遊戯会ではひとりフリーズ、幼児科時代の発表会では大号泣して
先生に介抱されていた息子が、ホールの舞台でひとりピアノを演奏する日が
来るなんて… しみじみと成長を感じました
地区予選に向けての練習と平行して、グループで出場する
アンサンブルフェスティバルの練習、ピアノグレード(8級)の練習と
最後まで大忙しでしたが、アンサンブルフェスティバル ではこの年も1位
グレード(8級)は、初見演奏で1小節目のオクターブと、
聴奏でベースの聴き取りを1ヶ所間違えましたが、A評価の合格をいただきき、
無事 J専3年生 を迎えることができました。
▶ 次回へ続く