よく見かけるこんなアイテムがあります。
電気がビリビリと流れるハエたたきです。
ところがこのハエたたき、蚊ぐらいならすぐに叩けるものの、ハエとなると難しいのです。
そこでこのハエたたきを使ってハエを確実に為留める方法を科学的に考えました(¬_¬)
前回、「ハエの飛行速度を測ってみる」でハエが逃げるとき、時速3.5kmであることが分かりました。
まあ、時速5kmでも10kmでも、今回の方法にはそこまで違いはないわけですが、、、
まず電撃ラケットを私が振った場合の動画をご覧ください。
これは初動からの動画です。
他にも
トップスピードのときの動画です。
速すぎて見えないかもしれません^^;
といっても、私は特にテニスプレイヤーでもなく、極普通のスイングスピードであると思います。
この動画はこんな風にして撮影しました。
カメラ三脚を使い水準器で水平を出し、その下、約60cm辺りを地面に水平にラケットを振りました。
何度か撮影し、計算したところ
初動からの動画の場合はラケットのスピードは時速10kmから14km程度でした。
秒速にするとだいたい3m/sです。
ハエよりも速いんですね。
そしてトップスピードにもなると時速23km、秒速6.5mです。
これだけ速ければハエも簡単に捉えれると思うかもしれません。
ところが、、、
このラケットは大きさだいたい18cm程度しかなく、中心に捉えたとすると9cmの距離をハエが飛ぶと逃げられてしまうのです。
その時間はハエが飛ぶ速度が時速3.5kmとすると0.18秒です。
そして中心に捉えるというのは上手なテニスプレイヤーでなければ難しいでしょう。
ましてやどこかに止まっているハエを
こんなふうにテニスのラケットのように叩いたとしたら
ラケットとハエとの距離が60cm程度は離れてしまいます。
これを計算すると
正確に中心に捉えることが出来れば為留めることは可能だと分かります。
といってもどこかに止まっているハエを中心に捉えるとなると物理的に難しいようなきがします、、、
助走をつければトップスピードに近くなり叩きやすいというイメージは確かにあります。
ここでこの常識を覆しましょう(¬_¬)
可能な限り、そーっとハエにラケットを近づけるのです。
だいたい10cm程度なら簡単に近づくことが出来ます。
そしてそこから勢い良くラケットを振った場合
ハエは逃げる間もないわけです。
近づくことが出来れば出来るほど確実に為留めることが出来ます。
ですので、遠くから振ってハエを倒そうとすることはナンセンスなわけです。
私もこの方法を使うようになり、ハエを為留める確率がかなり高くなりました。
テニスラケットのように振っていたときは何回も何回も追いかけて逃がしてしまうことがほとんどでしたか、
この近づき戦法により、もうそんな煩わしい思いはしなくて済むようになったのです。
この後思いついたのですが、もしかしたら
こんな感じで真上からそーっと覆いかぶせるように近づけるとハエが上に飛んで逃げる瞬間に自ら墓穴を掘ったりするのではないかと思いつきました。
今、ハエが近くにいないため試すことは出来ませんが、今後試すことができれば試してみたいと思います。