前回のつづきです。

時角まで求めることが出来たので、今度は時角から高度を求めます。
いままでやってきていることの応用で出来ますので、後は考え方ぐらいですね(・∀・)

$惑さんのワクワク天体観察日記

時角Hと観測地の緯度φ、太陽の赤経αと赤緯δが既知の情報となります。
求めるのは高度hです。
図の太線の部分が球面三角になっていますので、計算式集の球面三角法の公式を変形すると求めることが出来ます。

余分な線を消して球面三角のみに注目してみるとこうなります。

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必要なのはhなので、球面三角法の余弦定理だけで求められそうです。

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a = 90º-h
b = 90º-φ
c = 90º-δ
A = H

として計算します。

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この式で求められます。


後は当てはめるだけなのでやってみましょう。


太陽の赤経赤緯は天文年鑑の太陽のこよみより調べました。

6月22日 視赤経 6h3.3m 視赤緯 +23º26'
6:51の時角は18h57m31.6634s
観測地の緯度はナイショ( ´艸`)


計算結果は24º27'15.873"となりました。

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なかなかですヾ(@°▽°@)ノ