どんどんと計算が高度な分野に入って行きそうな今日この頃。
このまま行くと私の頭は破綻しそうなので、この辺で回転行列をものにしておかなくては、、、
という訳で「天体の位置計算」長沢 工著を読んで勉強しはじめました。
「天文計算入門」長谷川一郎著もまだ途中なのですが、まずは位置と時刻を割り出せるようにしっかりと覚えておく必要を感じました。


基本的なところは、いままで教えてもらっているはずなのですが、いかんせん私は忘れやすいという特徴がありますヽ(;´Д`)ノ
なので再確認が何度も必要です(・∀・)


ベクトルって何?
C/2011 L4と太陽の角距離のつづき
ベクトルは方向と大きさを表すことが出来るが、ただの値みたいなもの (ほよほよさん)

方向ベクトルって何?
いまさらきけない光学計算 第2回:光線追跡

$惑さんのワクワク天体観察日記

方向ベクトルとは進行方向を表すベクトル
方向ベクトルはL,M,Nという成分からなる。

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L,M,Nってどうやって求めるの?

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これで求められます。

はい(・∀・)
もちろんこれじゃあ納得出来ませんでした。

これを調べるにはまずは内積というやつを知る必要があります。


内積ってなにさ?

新イシカワ物理数学-ベクトル関数と微分
新イシカワ物理数学-内積と外積

この2つを読むと分かると池袋北口さんに教えてもらいました。

なかなか難解なのですが、ここはこの後出てくるベクトルの計算にとって重要なところです。
そこでもう少し分かりやすく解説してみます。

ある空間の座標x, y, zにある物体がある場合。(あるばっかり^^;)


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こんな風に表すことが出来ます。
このときのrを位置ベクトルといいます。
文章に書くときは書きにくいのでr=(x, y, z)と書くこともあります。

さて次のような位置にある2つの位置ベクトルの方向ベクトルを求めるにはどうしたらいいでしょう?

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それはこんなふうになります。

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なんのこっちゃ?
ですが、、、図で表すとこうです。


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Oは座標原点(0, 0, 0)です。

さていよいよ内積です。

さっきは引き算だったけど、かけ算は?
というふうに考えると思います。
ところが単純にx同士やy同士を掛けてもあまり意味はないらしいです。(なぜだかはよく分かりません)
ということで、内積と外積というものが出てくるようです。
ここでは内積だけ紹介します。

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こんな感じです。

ややこしい?

ええ、分かります(・∀・)


でも、こんな風に掛けて足すだけです。簡単でしょ?

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これで内積をマスターしちゃいましたヾ(@°▽°@)ノ

でも、もうちょっとだけ。


ベクトルの大きさってこんなふうに表せるんです。

|a|

それでベクトルの大きさを求める式はこうなります。

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それではこのベクトルの大きさを使って内積を求めてみましょう。

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なぜcosが出てくるのさヽ(;´Д`)ノ






それは、、、
図で表すとこんな感じだから。



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これが内積ってわけ。


マスター(・∀・)