前回、標準座標でセンサー上の座標から天体の赤経、赤緯を求める方法を覚えました。
ところがこれだと問題があります。

センサーと天球の接点、つまりセンサーの中央の赤経と赤緯が分からないと求められないのです。
そんなのは無理な話で、これを解決する方法が測定座標という訳です(・∀・)


ある星の測定座標(x, y)と標準座標(ξ, η)の間には、

惑さんのワクワク天体観察日記-1

という関係が成り立つとします。
星表になる恒星を少なくとも3つ選んでその測定座標を(x1, y1)、(x2, y2)、(x3, y3)として上記式に当てはめると次のようになります。

惑さんのワクワク天体観察日記-2

惑さんのワクワク天体観察日記-3

この連立方程式を解いて、abcとdefを求めます。
ξ1、ξ2、ξ3、η1、η2、η3は前回の標準座標の式

$惑さんのワクワク天体観察日記

から求めることができます。

目的の天体の測定値を(x,y)とすると、この記事の一番最初の式から、その天体の(ξ、η)を計算でき,これまた前回の式

$惑さんのワクワク天体観察日記

からα、δを求められます。
①と②から求めた定数相互?の間には次のような関係が成り立ちます。
a+e≒-2
b≒d
c≒f≒0


意味が分からない?(°∀°)b
ええ、大丈夫です。
私も分かりません(;´Д`)ノ