先日NHKの番組「すくすく子育て」で乳歯の歯並びのことをとりあげていました。

あるお母さんが乳歯の歯並びが悪いのが気になる。早くから矯正治療が必要かというもの、。

回答は以下のとおり。ご参照ください。



一般的には成長を待ってから。歯並びによっては乳歯のうちに矯正が必要なものもあります。


回答:倉治ななえさん

一般的には乳歯のうちから歯科矯正することは少なく、様子を見ながら成長を待って行うことが多いですが、歯並びの種類によって異なります。
乳歯のうちに矯正したほうがよいのは主にあごの骨にかかわるもの。
具体的には、
・下の歯が上の歯よりも前に出ている“受け口”のケース
・上の歯が下の歯を覆い隠すほど前に出ているケース
・奥歯はかみ合っているのに前歯にすき間があるケース
・上下のあご自体がずれて歯全体がかみ合っていないケース
などです。
これらは乳歯のうちに矯正したほうがいい場合もありますので、早めに専門医に相談しましょう。
骨格のずれは、遺伝性のものだけでなく子どもの日常生活にも原因があります。成長過程の子どものあごは骨格が粘土のように柔らかいため、たとえばいつも下を向いていたり、長期にわたって指しゃぶりなどをすることであごの骨格が歪んでしまうこともあります。