今村 夏子 著

第161回芥川賞受賞作

 

えっ、芥川賞?って思うほど、読みやすい(笑)

”つるん”と読めた

 

むらさきのスカートをはいた女

他を寄せ付けない風貌

子供らにもいじられる存在

町で有名

いかにも変わり者風に描かれる

 

話し手は、黄色いカーディガンの女

話し手は、むらさきのスカートの女が気になってしょうがない

いつも彼女のことを観察している

彼女に近づきたい

彼女と友達になりたい

しかし、かなり回りくどいやり方で、特殊な方法で近づく

ストーカー的に、、、

 

途中から、変わり者だったむらさきの女は、ごくフツーの女になっていく

そして、読者は、不気味な変わり者は、実は話し手の黄色い女の方だと気づく

ぞわっと

 

ホテルの清掃員の世界のことが、さもありなんと描かれる

笑える

子どもたちにも憧れられる清掃員!

ウケるぅ~

 

黄色いカーディガンの女の得体の知れなさが残る