こちらの映画、脚本・古沢良太 監督・石川淳一です。
そう、あの傑作テレビドラマ「リーガルハイ」の脚本家と監督がタッグを組んでいるわけです。
もちろん、「リーガルハイ」で好演していた新垣結衣が主役だし、見ないわけにはいかないんです。(笑)
たくさん笑わせてもらい、ときどき泣かされました。
この映画、ありえないくらいキャスティングが贅沢。
ほんのちょっとの出演に、この俳優さんが?という感じです。
また、意表をつくキャスティングもかなり面白かったです。
もちろん、その役に合わせ作りこんで、何もかも吹っ切れた演技をしている俳優さんもいて、ブラボーでした。
世間では、いろいろ叩かれる素材の多い真木よう子さん、鬼母、毒親役です。
とってもはまり役でした。
喋り方だけでなく、乱暴な所作まで、中国人になりきっていた蒼井優さんにも、好印象を持ちました。
それから、いい意味の裏切られ方をしたのが、田中美佐子さん。
今までのイメージと違って、角が取れて落ち着いた、しっとりした良いおばさん(お母さん)の役で、驚きました。
SHISHAMOの音楽がフレッシュで、ちょっと切なくて、ガッキー主演映画にマッチしていると感じました。