結婚の時、母に買ってもらったミキモトのパール。

ミキモトのパールは、絹糸を通しているので、
年に一度の糸替えが理想だそう。

過去に一度、糸が切れたことがあります。
急な不幸で、喪服一式とネックレスを持って、
主人の実家へ行った時のこと。
ネックレスをそっと取り上げた瞬間、ぱらぱらと小気味よい音がして・・・。
でも、その時は、ボストンバッグの中に、散らばって落ちたので、
全部、拾い集めることができました。

これが、身に着けていて、
出先だったらと思うと、ぞっとします。

さて、今春、卒業式と入学式の予定が。
先日、糸替えに出しました。

以前は、店員さんが、白い手袋をはめて、私のネックレスを丁重に扱い、
玉の直径や玉の数を確認し記録し、預かり証を出してくれました。

今回は、
なんと、私のネックレス、コピー機に寝かされ、撮られました。
コピー機の蓋の下の、まばゆい発光が洩れて見えたとき、
まさか、あの時、私のネックレスがコピーされているとは思いもよりませんでした。

店員さんは、私に、預かり証と、
ネックレスをコピーした用紙を丁寧に折りたたんで、封筒に入れ、
渡してくれました。

私の頭の中は、 でいっぱいになりました。
大丈夫なのかしら。
真珠に何の影響も無いのかしら。
コピー機の中の光って、何なのよぉ~?
日本中のミキモトの店舗が、すべてこんな方式に変わったの?