皆さん
今日は
宇宙の大冒険家 
クーミンです！
伊勢路の１日を
今日は いつもと雰囲気を変えて、
こんな感じに綴ってみました〜。
お読み頂けると嬉しいです。
この日、友はとても軽やかな足取りで
高校生のような笑顔を弾けさせ、
私の住む松阪の駅に降り立った。
彼女の晴れやかな笑顔に、私の心まで歓びが広がる。
二人で、雨の中、車を走らせ、伊勢へ向かう。
車中も、久しぶりに家を離れた小旅行のような毎日の
楽しい話を聞かせてくれる。
伊勢に着くと、お腹が減り、
本物の「伊勢うどん」を食べてほしくて
長年 地元の人に愛され続けているお店に行った。
真っ黒のタレに 目をクルクルさせている彼女を見ながら、
私はここの伊勢うどんが大好きな主人のお土産に
お持ち帰りを2人前いつものように注文する。
伊勢うどんを初めて食べたようで、友はとても驚いていた。
真っ黒のタレは辛そうだが、実はコクがあって一つも辛くないのだ。
来客があるときだけ、お伊勢参りをする私に比べて
彼女の方が良く伊勢駅の周りを知っていた。
彼女のお勧めの お気に入りの「菊一文字」という刃物屋さんで
前々から欲しかった、おろし金を買った。
銅に鈴メッキをしてあるので、一生使えると思う。
小雨の中、とても静かな外宮さんをお参りしたあと、
念願だった、ろくろでの陶芸体験をする為に
内宮さんの方角へ向かう。
伊勢焼陶芸体験工房〜
看板も上がっていない建物の中へ入ると、
ところ狭しと、体験作品が積み上げられていて、
優しそうな先生は、開口一番、
「今 焼が混んでいて5ヶ月ほど待ってもらうことに
なりますが大丈夫ですか？」と申し訳なさそうに仰った。
8月だけで400人の人が訪れたそうだ。
こんなに混むことは初めてのようで
こんなところにもコロナの影響なのか。
自分に向き合う時間ができると
人は一度は、してみたいと思ったことを
し始めるのかもしれない。
４００人も押しかけた、
そんな気配も感じられないほど、この日は静か。
最初のろくろでの 粘土の扱いと、手の動きだけ
2〜3分ほどの先生の説明のあと、
すぐに「どうぞ〜。やってみてください」
大きなエプロンを手渡され、
生まれて初めて「ろくろ」なるものの前に座る。
ワクワク！
友はお皿を、私はお湯呑みをつくるのだ。
初めてクルクルまわる、柔らかなグレイの土の塊にハケで水をぬり
いよいよ親指を揃えて粘土の中へ。
初めての感触！
5cmほどの穴が開き、
そこから今度は両手を揃えて
フチを細くしていくのだが、
これがなんとも難しい〜。
でも なんとも楽しい〜❣️
ワイワイ言いながら やっていたのに
気がつくと シーンとした中
横をみる真剣な表情〜。
友と仲良く並んで ろくろの前で、無心で向かいあう。
なんて豊かで幸せな時間なんだろう。
どんな作品ができるのかどうか、それは結果。
贅沢なのは、この瞬間のこのワクワクな気持ちと
流れる時間。
5回も「ぐじゃ〜っ」となって失敗し、
手早く先生に片付けてもらって、また向かう。
6回目にやっと イメージした お湯呑みの形に辿り着いた。
もっと簡単かと思っていた。
いざ やってみると、全く思うようにならない。
でもそれが楽しく
無我夢中になれた瞬間だった。
伊藤美秀先生は四日市の陶芸家のお家に生まれて3代目。
体験する生徒に、一切の手出し無しで、
「自分でするのが1番です！」と
すべて自由にさせてくれる、素敵な先生だった。
来年、梅の花が咲く頃、またここをおとづれ、
焼き上がりを楽しみにしよう。
雨上がりの空を見ながら、
近くの猿田彦神社をお参りしたあと、松阪に戻る。
彼女のリクエストのお店でお腹いっぱい食べながら、
これからの新しい人生の自分にコミットした希望に溢れる話を聴きながら
彼女の第3の青春とも言える夢を心から応援しようと思った
こころ嬉しい 伊勢路の旅の1日であった。
今日は私小説風に綴ってみました〜(笑)
登場人物の彼女とは、皆さまご存知の岡本衣里ちゃんで〜す❣️
生まれて初めての電動ろくろ体験
とても新鮮な感覚が呼び覚まされるようで
土と心を通わせられるくらいになったら
きっと思った形に
なってくれるのかもしれないなぁ〜。
クーミン作のお湯呑み
素敵な１日でした！
松阪まで遊びにきれくれて衣里ちゃんありがとう！
伊藤先生も優しくご指導ありがとうございました。
伊勢焼陶芸体験工房公式ホームページはこちらです。