皆さん こんにちは〜
宇宙のワクワク アーティスト クーミンです❣️
今だから言えることシリーズ その1です。
34年もファッション業界で仕事してきましたが、
実は。。。
尖がったトレンドのファッションが大の苦手でした。
アハハ〜言っちゃった〜
どうしてこんなに次から次に新しいファッションが
発表されるんだろう〜って
もう目まぐるしくて、ついていけないわ〜って
心の中で呟いていました。
だけど、そんな事言ったら この世界じゃ終わりだって
仕事の場では、そんな事を口走った事もありません。(笑)
それどころか、私が服として選ぶものは、
最先端の生地を使ってデザインされている服!
と決まっていました。
それは、
自分の楽しみのためのおしゃれではなく、
仕事のためのファッションでした。
世界中のコレクションデザイナーの新しいデザイン傾向を分析したり、
世界中で発信されるトレンドカラーを分析して
国内のファッションブランドの店頭をマーケットリサーチして
翌々年の流行をキャッチして予測して、
トレンド情報としてまとめあげて
それを もとに
デザイナー市場に求められる 素材(リボンやレース、生地)を
開発するのが、
私のメインの仕事でした。
もう 大変。
世界中から発信されるファッション情報を拾って行くのです。
海外のファッション雑誌をめくっていると、
何度も吐き気がしました。
派手派手しいモデルさんが、難解なシルエットの服を着ていたり
これが服なの?と思うような可笑しな形のドレスや、
ものすごく前衛的、攻撃的な尖がったファッションが苦手だったのです。
たまに子ども服の雑誌を見ると、
そのページから感じられる
お花の刺繍や、
優しい色使いにホッとしたものです。
とほほ〜。
いつも何を作れば 売れるだろう〜
頭の中はそればかり。
今 考えると滑稽ですよね〜。
最先端のファッションをずっと追いかけてました。
心の中はいつも違和感だらけでした。
そんな私に転機が来たのは、田舎に引っ越した時です。
田舎では、全くファッションの流行など 気にせず 自由に服を着て
リラックスして みんな過ごしていました。
カルチャーショックでした!(笑笑)
そんな自由な空気感の中で、
はじめて私も心から本当に着たい服を
普段着として選ぶようになったのです。
まず 買ったのは、
白と紺のギンガムチェックの素朴なブラウスでした。
服選びが、トレンド軸から 自分軸に戻った瞬間です。
流行予測や最新情報は脇に置いて、
本当に自分が好きだと思うもの。
これを着ることで、心から心地よく感じる素材はなんだろう?
人から見られるイメージ優先ではなくて
自分が本当に着てみたいと思う服。
自分とゆっくり向き合って
やっとそこから 自分軸のおしゃれを楽しめるようになったのです。
そうすると、ほとんどが、天然繊維の服ばかりとなりました。
普段着はほぼコットン100%。
仕事の服も ウール100%か 麻100%
綿からの再生繊維であるレーヨンは、
とろみや落ち感が欲しい時に選びました。
その頃から、もう不思議な混率の 素材はグッと減りました。(笑笑)
それでも その頃デザイナー職と同時に、
カラーイメージコンサルタントの仕事もしていたので、
まだ都会に行く時には、流行を意識した服を着てたと思います。
さらに転機が来たのは、
4年近く前、夢色水彩画を習い始めた頃です。
この頃から、もう仕事でもトレンドを追いかけることなく
自分の好きなものづくりをしたいと、強く思うようになってきました。
流行色でなくても、自分が好きな色はずっと着ていたい❣️
花柄の流行は、4〜5年に1回だけど、好きなお花をいつも身につけていたい❣️
デザイナーらしく見えるような服はやめて、好きな服を着よう❣️
いろんな制限を手放して、自由に自分を満たしておしゃれを楽しもう❣️
やっとこの数年で
トレンドの呪縛から解放されたのです‼️
どうして ファッション産業は、トレンドを設定するのか〜
それは
次々に消費されないとビジネスとして成り立たないからなのです。
もう私は、その世界からやっと解放されました。
この前のトワルチェックをした「Dream On」のレースは、
トレンドという小さな枠を超えて、
私の大好きがいっぱい詰まった服です❣️
これから始まる
本当の私の人生の中で
心からの歓びを与えてくれる服となりそうです。
今日は、今だから言える
実は、尖ったトレンドファッションが大の苦手だという お話でした〜。
いつもお読みいただき
ありがとうございま〜す