皆さん こんにちは
宇宙のワクワク アーティスト クーミンです
Dior展へ行ってきました。✨
Dior展を観て あらためて思うこと。
ファッションとは、平和の時代の産物であるということ〜。🍀✨💓
私がクリスチャン ディオールと出会ったのは、
デザインの勉強を始めた20代の始めでした。
パリのオートクチュールのまばゆいばかりのエレガンスに圧倒され
それ以来、
ディオールはシルエットの天才魔術師として私の中で君臨し
いくら崇めても崇め足りないくらいの存在となっています。✨⭐️
私がなぜ 長い間「デザイナー」だと
名乗れなかったのは、
彼のような才能を持つ人だけが
「デザイナー」と名乗っていいのだ。
と思っていたからです。
彼が、独立して初めてのコレクションを発表したのは1947年です。
その頃第2次世界大戦が終わったばかりのパリで、
戦時体制がまだ色濃く残り
配給制となった生地もまだ不足している頃、
「ニュールック」
と後で名付けられた コロールラインのドレスを発表したのです。
戦時中の色気のない四角いボックスシルエットの服とは真逆の、
夢のある女性の美しさを強調する
ウエストを細く絞ったジャケットに、
裾までのフレアースカート
(今回の展示にはありませんでしたがPinterestからお写真拝借しました。)
生地をふんだんに贅沢に使ったこの服には
当初 厳しい批判が押し寄せたそうです。
けれども
戦争が終わった平和を謳歌する世界中の女性の心を魅了し
一気にパリのオートクチュールの頂点に君臨し
世界中の女性を虜にする
エレガンスに満ち溢れた新しいラインを、
52歳で亡くなるまでの11年間
発表し続けたのです。
彼は表現したかったのは、何ものにもとらわれない、
自由なエレガンスだったのではないでしょうか〜✨
Diorの突然の死後、2代目のデザイナーとなったのは、
若かりし「イヴ サンローラン」です。
このお写真観て頂いてもわかると思いますが、とても立体的なお洋服です。
今回もため息が出るような美しいトワルがたくさん展示されていましたが、
ほとんどが立体裁断でトワル組みからつくられる
卓越された職人技に支えられた
クチュールドレスなのです。
この展示会でも職人さんの手仕事の技が展示されておりました。
今や、ワンコインで服が買える時代となりました。
そんな時代へのアンチテーゼのように感じ、
トワルの前で胸が熱くなり
長時間立ち止ってしまいました。
女性に生まれたなら、ここまで手間暇かかったお洋服 着てみたいですよね〜。✨
私もいつかDiorを着たいと思いながら、実現していません。
だけど、今
あの”Dream On”のレースで、自分でデザインしたワンピースの
トワルを
熟練のパタンナーさんに組んでもらっています。✨
リバーレースのスカラーとアイラッシュをふんだんに
胸元や袖口、
裾に活かしてデザインしました
こんなに長くテキスタイルの仕事をしていて
自分のデザインした生地で
一から自分のためにデザインして
自分のサイズでトワルを組んで型紙をおこしてもらって
お洋服をつくるのって
恥ずかしいですが、
生まれて初めてのことなのです。
とっても贅沢なことですよね〜。
どんな気持ちになるのかなぁ〜。
出来上がりがワクワク 超楽しみです〜!!!