山行日:8月10日 天候 晴れのち曇り

谷川連峰の西端に位置する平標山(1983m)の南面につきあげる赤谷川の支流「笹穴沢」の沢登りです。アプローチの不便さゆえに訪れる人も少ないですが、ナメ・大滝・詰めの草原など沢登りファンにはたまりません。夏の沢登りは濡れても寒くないし積極的にシャワークライミングです。

同行は、山の知識、技術に優れ、また経験も豊富で、気心の知れた山仲間のM氏です。

核心部の滝、落差80m

入山日前日の夕方、登山口の駐車場にテントを張る。

何はさておき、新潟南魚沼の銘酒・特別純米・鶴齢で入山祝い。山友達とこうして酒を酌み交わすのも楽しいひと時です。

am5時30分、川古温泉からスタート

登山道脇のたまご茸、ど派手な赤色ですが食べられます。

約一時間半の林道歩きで出合い到着、ここで登攀具と渓流シューズ(以前は、地下足袋に草鞋スタイルでした。)を装着し入渓、さあどんな滝が現れるか楽しみです。

滝壺にはいきなりイワナの魚影が、残念ですが今日は遡行に専念します。

ここにも、イワナの影が!

ゴルジュが続き開けてくると、正面に黒金岩峰

深山鳥兜

ナメ滝

盛夏真っ盛り、積極的に水の中へ。泳いでも冷たく感じません

二段30m、岩は逆相でいやらしいので右から巻いて突破

120mの大ナメ、フリクションを効かして慎重に越えます。

上から見た大ナメ

次から次へと現れる滝をシャワークライミング、泳ぎ、へつり、たかまき、懸垂下降などで越える。沢登りの最も楽しいひと時ですが、ルートの判断を誤ると痛い目に遭います。慎重に

深山大文字草

ようやく国境稜線が見えてきましたが、ガスッテます

詰めは、草原に出る予定が獣道に入り藪漕ぎを強いられました。

藪漕ぎを脱出し、草原地帯へニコニコ

予定よりかなり遅れて稜線着

雄山竜胆かな?

15時30分予定より三時間ほど遅れて平標山山頂着、大休憩後16時00分下山開始

大源太山・まだまだ先があります。

林道まであと一時間半

途中からヘッデンを点ける。川古温泉まで残り一時間

予定より大幅に遅れて20時20分無事下山、いやーへろへろです。

 

歩行時間は、休憩を含めて約15時間弱、久々にハードな山行でした。

次から次へと現れる滝群を直登、たかまき、懸垂などで突破し、思った以上に時間を費やしました。少し見通しが甘かったかな。反省ショボーン

夏の沢登りの醍醐味を楽しんだ一日でした。

ザイルを組んでくれた、M氏に感謝します。ありがとう