外壁屋さんのブログ-SN3E0425.JPG

クレーム現場です。

と言ってもお施主様からではなく完了検査でのことです。

苦情が出ている訳ではないので、クレームではないかな?

なにが悪いのかと言いますと…

釘に色が乗らないんです。

なにそれ?

と思うでしょうけどタッチアップという作業を行うのですが

それの不具合ですね。

タッチアップって神経を使います。

経験上タッチアップはあまり使わない方がいいですが・・・


サイディングの施工はまずは専用釘を釘打ち機で打ちます。

このときに少々圧力を弱くしておいて釘頭が板に埋まらないようにします。

出ている釘を、ハンマーで締め直します。

締め直す時に色が剥げる場合があるのですが

それをタッチアップをして補修します。


タッチアップを釘頭からはみ出さないように!というメーカーと

タッチアップを釘頭からはみ出して塗るように!というメーカーと

両方あるんですね。


実は釘の形状の微妙な違いや、板の種類にもよって

どちらがいいのか?というのを判断しています。

基本は前者の方法です。


最近白い外壁が多いのですが、

白い外壁は釘が目立ちやすいですね。

通常はタッチアップは1度塗りで十分ですが

この現場は職人が2度塗りしたそうです。

でも、私が「ダメ出し」をしたので3度目をする予定です。

○尾君悪いね。

腕が良くてとても情熱のある職人なんです。

メーカーが悪い、寸法が悪い、現場が悪い、と色々な外部要因があるでしょうが

お客様には関係の無いこと。

見た目を良くする事で不具合が生じるのでは良くないですが・・・

現段階ではその判断は私たちがするべきではないと思います。

今回はメーカーにも確認をしてもらっているので3度目をお願いしましたが・・・

でも、実はとても難しい問題なんですけどね。

ではでは。