敦賀市の公設書店 「ちえなみき」は 2022年オープンしました。

敦賀駅前の芝生を囲んだ複合施設の中にあります。

 

私は、そこで開催の6月2日特別講演会に参加しました。

『石井桃子に学ぶ、子どもをひきつける翻訳文体』

講師:竹内美紀 東洋大学文学部国際文化コミュニケーション学科准教授

 

敦賀の鉄道のはじまりとなる蒸気機関車を題材にした絵本を軸にした企画です。

 題材  SL義経号 7100形の複製図面の展示

 絵   絵本作家ジョン・バーニンガムの作品の中の 風車の駅の複製展示

 ことば 声を訳す 児童翻訳 題名

『絵本を英語と日本語でよむ』 ワークショップもあるそうです。

 

「ちえなみき」の店長が 本の著者竹内美紀先生に講演を依頼したそうです。

 

 

 

 

私は、竹内美紀先生ことミッキーの絵本探究ゼミに2年間お世話になりました。

・事前にテーマに合った絵本を探して読むこと

・オンラインの講義のあとは、レポートを提出すること

(講義内容でなく、自分の課題を見つけること 参考文献をたくさん紹介された)

・最後は北海道の層雲峡で、ゲスト講師の講演 チームの研究発表 

 お愉しみに夏は石狩川ラフィテング・冬はスノートレッキング等

等など思い出しながら 最前列で講座を聞くことができました。

 最初に 画面に表われたのが

『AI vs.教科書が読めない子どもたち』新井紀子

この著作は Tさんと私で 読書会で取り上げた本でした。

AIが人間にかなわないのは、読解力だという結論でした。

竹内先生の研究者としての視点フィールドワークなどを改めて知りました。

講座で紹介されたたくさんの絵本・参考文献が机上に 脇の棚にも同様に並べられていました。それを見て、店長の尽力にも、私は 感動しました。

 

   2018年 新井紀子        2019年 新井紀子

 

 

「ちえなみき」は世界樹(世界が1本の大樹で成り立っている)をモチーフとした空間

 

敦賀市が整備し、丸善雄松堂・編集工学研究所が運営する新しいスタイルの書店です。3万冊を超える本が、まるで迷路のような書棚にところ狭しと並び、利用者を知の迷宮へ誘います。大人も子どもも参加できるイベントを定期的に開催し、市民の知りたい、学びたい気持ちに応えます。また、併設する中道源蔵茶舗のカフェで本に囲まれながら過ごす寛ぎの時間も、ここでの楽しみ方の一つです。

書店の棚が まるで本の並木のようにならんでいました。

2階からは 本棚の上に書かれたメッセージが読み取れました。

公募で決まった名前の『ちえなみき』 のなみは 波をも意味するそうです。

 

 

敦賀は鉄道と港のまちの関連をまとめてみました。

1882年日本海側で初めての鉄道

1912年東京から鉄道で敦賀 敦賀から船でロシアへシベリア鉄道でヨーロッパ

当時の最短ルートだったそうです

 

敦賀の港は

古代   大陸との交易

戦国時代 東北地方から都への要衝

江戸時代 北前船  北海道と往復ルート

明治時代 国際港へ 

1940年代 ユダヤ難民上陸 

 

ご縁があって 敦賀の「ちえなみき」にきた記念に本を買いました。

講座のなかで紹介された本です。

石井桃子翻訳の絵本や児童書で 私が今までよく読んでいなかった本です。

『クマのプーさんプー横丁にたった家』

 A.A.ミルン石井桃子訳 岩波少年文庫

プーさんが 歌う

ゆきや こんこん ぽこぽん

 

を どう歌うのか 気になっています

雪の中を 歩きながら歌えるようにします。(笑)