加古里子講演会の大型看板を見つけた

 

私が、東京から山形へUターンした年だった。

加古里子? かこさとこさん?と思った

いいえ 絵本作家かこさとしさんだった。

私は、山形でもやっていけると明るい希望の湧いてきたのを覚えている。

山形市民会館では毎年絵本・児童文学研究発表会が行われていた。

数年前になくなったが、毎年そこへ参加するのが私の楽しみだった。

かこさとしさんの絵本の思い出はたくさんある。

『からすのパンやさん』1973年

この絵本は 子どもたちと楽しく読んだ。大型絵本も読んだ。

2021年3月山形県立図書館にリニューアル1周年記念のひとつとして からすのパンやさんが開店した。オーナーはに聞いたら

「からすのパンやさんみたいにお客さんが大勢きてほしく作りました。」

クリームたっぷりのクリームパン 表面に白い粉砂糖 そこにからすの足跡

わたしはその期間 よく食べた。他の人のもおススメした。

今は、季節の鱈を使ったパスタなど創意工夫のランチもパンも人気です。

『からすのパンやさん』から40年後

いずみがもりの子どもたちが大きくなった

  チョコくん            リンゴさん

   レモンさんとオモチくん      オモチくん

 

『だむのおじさんたち』1959年

私は、かこさとしさんの後書きに感動した。日本人の原点だと思った。

この絵本は かこさとしさんの最初の絵本である。

 

 

『みずとはなんじゃ?』2018年

暮らしの水から科学する心へつながる絵本

かこさとしさんが手がける最後の絵本である。

最初の絵本から 最後の絵本まで かこさとしさんはずっとぶれないで

子どもの未来に希望を与えた

 

 

 

実は、かこさとしさんといえば 紙芝居!

全国紙芝居祭りが 2019年山形であった。

「絵本もいいけど、紙芝居もいいずね~」

私は高齢者施設に紙芝居と舞台を持って行くようになっていた。

(あれは、舞台といいます。木の枠ではありません)

全国紙芝居祭りは、全国から熱心な方々が数百人集まって、講演会・分科会そして同室の人たちと真夜中まで交流しあう。私は圧倒された。

そして 最後は次の開催地の方々が だるまさんで招待してくれた。

そう。かこさとし絵本館が会場だった。

それが、2021年コロナの影響で中止になった。

だから、6月にSCサークル絵本会でかこさとし絵本館に行くというのに即挙手した。

絵本つながりの仲間と旅の前に 「だるまちゃんの会」3回がある。テキストは

 

 『未来のだるまちゃんへ』

 

その中にかこさとしさんの郷里の幼年期の記憶が 目にとまった。

 村国山めざして

 さあ いこう

 つぎは日野山 加賀白山

 やがて 富士山

 めざすは はるか

 エベレスト