台所から、こんな発信をしてくれました。

 

「家庭でも手間暇かかる魚料理の登場が減ってきている現代において、魚が苦手な子が増えているように感じています。昨年のかりん(年長)さんがニジマスを釣り捌き焼き食べ、心からの”おいしい!”という表情を見た時に、こども達が魚に触れ、関わって”いただく”ことを通し、魚に親しみをもってもらいたい。魚のおいしさを味わってもらいたい。そんな思いでさんま焼きをしてみたいです。~台所 石山~」

 

そんな台所からの発信を受けて、大人が焼いて提供するだけではなく、こども達ができるところで関わって、みんなで「さんま焼き」をしようと行いました。

 

まずは、火起こしから。

 

次にさんまを洗います。実際に触れる事って大事ですよね。

 

塩もふっておきます。ここまでは、かりんさん。

 

みんなの分のおにぎりを握るのは、なつめ(年中)さん。

こんなにたくさんできました。

 

さぁ、さんま焼きますよ~!ならべるところも自分達で。

 

 

いい匂いは人を呼び寄せます。

 

焼き場は、台所の大人。煙に差し込む光も、さんま焼きを演出してくれます。

 

 

とてもおいしそうに焼き上がりました!

 

中に入ると、なつめさんが何やらもうひと手間かけていました。

さんまを焼くのをみて、塩おにぎりを焼いてみたくなったとのこと。

これもまた美味しそうです!

 

こちらは、あんず(年少)さん。焼いたさんまのほぐした身をいただいています。

元々よく食べる子が多いクラスですが、さらに箸がすすみあっという間です。

 

こちらは、なつめ・かりんさん。

 

 

さんまの食べ方をこども達に伝える貴重な機会。最近はこういう場面が減ってきているのかもしれませんね。だからこそ、伝えていきたいなと思います。

 

くらしに根付いた”食”の場だからこそ、やってみる営みが自然と生まれるものですね。

 

天気も良かったので、外でたべる姿もありました。

 

さんま焼きを通してみて、

「普段は魚が苦手で食べようとしない子も、今日は自分から持っていきみんなが口にすることができていた。実際につくる工程に関われることで、さんまがより身近に感じられ、口にしてみようとする子が多かったように思う。また、魚に触れる機会も少なくなっていると思うので、実際に触れてみて「ぬるぬるする~血がでてる~」ということも感じる事ができて、まさに五感で食べた感じがした。 台所~石山」

 

秋の味覚を美味しくいただきました。ごちそうさまでした。

 

セノ