2023.9.29~30 今年度二回目のワークショップ(保育環境整備)がありました。
今回の作業の中身は、前回の6月につくった①園庭ツリーハウス②どんぐりテラスの魅力化、③砂場・一本橋の朽ちた丸太の交換、④玄関の食事の展示台作成、というものです。
その中でも「園庭ツリーハウス」についてお伝えしたいと思います。
一本橋の先に大きい子達だけがいける場所をつくりたいとの思いで、
2021.9にツリーハウスをつくりました。その後に、登った先の空間をもっと広げたいとの思いで、
2023.6に増築、中が濡れないように屋根もかけました。
中はこんな感じ。この中をさらに魅力的に居心地よくするのが今回の作業です。
さて、そもそも”居心地よく”とは、誰のため??なのでしょうか。
保育園のことなのだから、こども達のために決まっているでしょう!と思われると思います。
もちろんこども達のためであることは間違いないですが、こども達だけの事なのでしょうか?
ここ最近のとちの実は、大人が決めたくらしの通りこどもがすごすのではなく、こども達がやりたいと思う事をできるだけ叶えつつ、そこに大人のやりたいことも織り混ぜながら共にくらしているので、”保育する”という言葉よりも”くらし合う”という言葉の方がしっくりきます(※前者はどちらかというと大人がこどもをみるという力関係が反映されているように感じますが、後者は対等な関係で共にくらしをつくる仲間というニュアンスになります)。
また、こども達がくらす場(保育環境)をつくるのは我々大人であり、こども達が自ら部屋の模様替えをしたり、道具やコーナーを設定することはできませんよね。つまり、大人が設定した環境でしかこども達はくらせないと思えば、その環境が大人も居心地良いものでなければ、こども達もまた居心地良くはないという事になります。
そんな大人の心地よさを織り交ぜ、ツリーハウスの室内をアップデートしました。
開放的な窓は気分に応じて開閉できるように、カーテンをつけました。
小窓も開閉式にしてあります。(※柵や窓は頭の挟み込みがないような間隔にしてあります)
作業していた職員は「大人もここで休憩したりご飯食べたりしたい」とこぼしていました。
大人はつい「こども達のために…」と大人自身の思いを引っ込めてしまいがちですが、そうではなく、共にくらし合う仲間として大人の心地よさをもっとくらしの場に込めていいことに、研修やワークを通して学びをもらっています。
こども達がこの場所でどんな表情をみせ、どんな過ごし方をするのか、とても楽しみです!
もともとたんぽぽ会は、こどもも大人も人としては対等な関係で在りたという思いから「先生」という言葉を使っていないことからも、はじまりから既に”大人も対等な共主体者”なんですよね。
外観はこんな感じ。外壁も手直しをしていたらたまたままだらもようにになり、ならば全面そうしよう!と、外観も雰囲気がガラリと変わりました。なんかいい感じです!
お家の方も送迎についでに、立ち寄って覗いて行ってください。
セノ








