確定申告の時期を過ぎると、もう春だなぁと思う日が続いてきますね。

入学入社試験も終わりを迎えるここで、当事務所でやっております『人事評価制度』のポイントを纏めていきたいと思います。

 

『人事評価制度』と書いてそのまま、事業所で働く労働者をどう評価するか?という制度です。

当然、上司や事業主が労働者を評価します。しかしそのとき、その評価は本当に正当でしょうか。

 

例えば、昨今では男女雇用機会均等法等、男と女の仕事における平等さが取り上げられるようになりました。逆に言えば、これまで雇用において男女は平等ではなかったようです。男だから~女だから~と採用や採用後の仕事内容や昇給等に性差ができていたのです。100点中80点をとった女性より、60点を取った男性の方がはやく昇進などができてしまっていたのです。

理由は“男だから・女だから”。

いやいやそれは納得できない!という声も上がるでしょう。特に評価される側は必死です。

上司の評価に僅かでも納得できない点があれば愚痴も出てきます。社員同士の蹴り落としもあるかもしれません。そんな環境は事業所にとって悪いスパイラルを起こしていき、最終的には事業所の存続にまで関わる深い問題です。

 

そこで、『誰が見ても適切な評価の基準』をどう作るか…これが『人事評価制度』です。

その事業所で必要なスキルは何か、を事業主や上司はもちろん、現場に出ている労働者達も考え、ほぼ全ての人がこの「評価は正しい」と頷けるものを作ろう、という考え方なのです。

 

具体的な方法は色々とありますが、この考えが人事評価制度の根底なのだと思って頂きたいです。

 

担当・北村