栄養療法界隈では常識となっている

ビタミンCは1000㎎を1時間おきがベスト!

という飲み方


風邪には「ビタミンC」も

すっかり定着している感じがあります。


一方で





のように、「ビタミンCには風邪の予防効果は有りませんでした」とのコラムもあります。




今日は栄養療法基本のキ、

ビタミンCの話し



おさらいになる部分も多いかと思いますが

この基本の考え方が大切にもなりますので

一緒にみていきましょう!



  突然ですがビタミンCクイズ!


○✕で答えてね




①お野菜に含まれているビタミンCは切り口から水に溶け出して流れてしまうので、切ったら水にさらさない方が良い。

②1時間おきに、1000㎎飲むならビタミンCサプリメントは、天然型と合成型なら高いけど天然型の方が良い

③ビタミンCは少量頻回摂取が良いので、水筒にビタミンCの粉末を溶かして入れている

④サプリはいつでもすぐ飲めるようにキッチンカウンター、コンロ周辺に置いている








答え





①○洗うのは切る前が良いですね!歯応えは切った後に水なんですけどね。


②✕ビタミンCのサプリメントは天然型も合成型も型は同じなのでコスパで選ぶなら合成型。天然型はアスコルビン酸の含有量が低くなるので、量を多く飲む必要がありそうです。


(どうしても合成は飲みたくないなどの気持ちがある方は当てはまらなかったかもしれません。重さ辺りの含有量をコスパで選ぶなら合成型がお得ということです。)


③✕ビタミンCは抗酸化力が高いのですが、それは自分が酸化されるということ。また、結晶では比較的安定性があるのですが熱や水溶液になると途端に不安定になるようです。水に溶かすなら作りおきせずすぐ飲むのがオススメです。


④✕ビタミンCは熱や光にも弱いです。

ビタミンCに限らずサプリ類は変質しやすいので直射日光や高温多湿になる場所に置くのは避けましょう。




いかがでしたか??



栄養民のみなさまには簡単すぎたでしょうか。



それでは本題です



  ビタミンCとは




アスコルビン酸とも呼ばれ強い還元性を持つ水溶性の抗酸化ビタミンです


酸化防止剤としてペットボトルの飲料水にビタミンCが添加してありますね。


ラベルの裏の原材料表示をチェックしてみてください。


抗酸化力が強い=自分が酸化されやすい


なのでビタミンCは遮光瓶や個包装になっていたり空気や光に当たらない工夫がされているモノが良いサプリメントと言えます。


自宅での保管方法も気を付けないと効かないサプリになってしまうかもしれません。


先日『サプリの棚を作りました~!』とInstagramで流れてきたのですが、コンロの脇のスペースだったんです💦火のそば!サプリが変質してしまうので遠くに置いて~と思った事がありました。




体内で合成できない為、必須ビタミンとして食物から摂取する必要有り


生き物はヒト、サル、モルモット以外はみんなビタミンCを自分の体の中で作れるんですって!病気にかかりそうなとき、ビタミンCの合成量を増やして病気に対抗するんだとか。その話を聞くと、人間も風邪の時はビタミンCと言われる理由も頷けます。


上に載せたコラムには予防効果は認められなかったとありますが、【風邪の期間が少しは短くなるという報告がある。ビタミンCを毎日200ミリグラム以上摂取している人は(ほとんどが1000ミリグラム)、実際に、成人で8%、子どもで14%早く治るとするレビュー論文が、2013年に信頼度の高い医学的な情報をまとめるデータベース「Cochrane Database of Systematic Reviews」で公表されている】とも述べられています。





結晶の状態では安定しているが水溶液中は不安定。大気中の酸素にも酸化されやすく、熱やアルカリに弱い


デリケートさんなので扱いには気を付けましょう!




  ビタミンCの吸収


小腸から吸収→門脈(腸から肝臓に血液を送る太い血管)→肝臓→血中→全身へ





ビタミンCは体内での動態がブドウ糖と似ているため、ブドウ糖のトランスポーターを利用して細胞内に取り込まれるそうです。





その為ビタミンC点滴などの際にはビタミンCを有効に細胞内に取り込む為に断糖がすすめられることもあるようです。


(糖の変わりにビタミンCを取り込ませる)




しかし、低血糖症や副腎疲労などエネルギー不足の人が断糖すると体調を崩してしまいます。



胃腸が大丈夫なら空腹時に飲むのも一つの手かなと思ったりしますが、上記の方は胃腸も強くないので食後が良いと思います。




門脈は大事なのでメモ

門脈(もんみゃく、portal vein)とは、消化管を流れた血液が集まって肝臓に注ぐ部分の血管のことである。肝門脈ともいう。
門脈には小腸、大腸、膵臓脾臓胆嚢などの消化器から流れ出る静脈が集まっており、腸管で吸収されたアミノ酸、膵臓で作られたインスリンをはじめとしたホルモン、脾臓から排出された分解物などを肝臓に運ぶ。

肝臓に流れ入る血流は肝動脈系と門脈系に分類され、これらの血液は肝臓を通過される際に肝細胞によって代謝や解毒などの作用を受け、肝静脈、下大静脈を経由して心臓に循環していく。

この門脈系統のどこかに血流の異常が生じ、門脈圧が上昇した状態を門脈圧亢進症という。肝硬変などによって引き起こされる。




  ビタミンCの働き

  1. 抗酸化作用
  2. コラーゲンの生成
  3. 脂質の代謝
  4. チロシンの代謝
  5. カテコールアミン(ドーパミン、ノルアドレナリン、アドレナリン)の合成
  6. 肝臓での代謝(薬、食品添加物、環境ホルモン)
  7. ある種の発ガン性物質の生成抑制
  8. 非ヘム鉄の吸収
  9. 免疫力アップ


こんなにすごい役割を担っているビタミンC


参考までに「ビタミンCは効かないよ」のリンクも入れましたが、世の中には色んな考えがあるので反対の意見を加味するのは大事だと思います。


ビタミンCの摂取量が多い人に結石ができやすいという論文が以前にありました。


それに対して国際オーソモレキュラー医学会ニュースでは

ビタミンCは腎臓結石の原因ではない!(反対にビタミンCは腎臓結石のリスクを減らしている)


との記事を出しています。



様々な情報が溢れているので、自分の体と相談しながら体調管理していきたいですね!



 まとめ


  • ビタミンCは抗酸化力が強い(自分も酸化されやすい)
  • 熱や空気、水、アルカリに弱い(保存法方に注意!)
  • 体内で合成できないので食べ物で摂取する必要有り
  • 腸から吸収されるので腸大事
  • 代謝に欠かせない存在


私も毎日ビタミンC摂ってます

お肌の調子を褒められるのもそのお陰かな??


皆さんのお気に入りビタミンCがあったら

ぜひ教えてくださいね😊


でわまた!