先日職場で話している時



わこ「グルテンフリーしてたんだけど、

久しぶりに調子にのって小麦製品

食べまくったらあちこち体痛い。

お腹も張るし調子悪い。」


って話したら


同僚「グルテンフリーの後、

久しぶりに小麦食べると

余計に調子悪くなるって聞いたことあるー

だからむやみやたらにグルテンフリーしない方が

いいらしいよ!」


と言われた。



確かに久しぶりの小麦のダメージは大きい。


今回はグルテンの話し。




  グルテンとは??


そもそもグルテンて何?


以下引用

“グルテンとは、小麦に含まれるたんぱく質「グルテニン」と「グリアジン」が絡み合ってできたものです。

パンやうどんのもちもちとした食感や弾力。これらはグルテンの働きをよるものです。

たとえばグルテンはパン作りの際、薄い膜を張って発酵するガスをふさぎ、パンが風船のようにふくらむときに手助けをしてくれます。”小城製粉HPよりhttps://kojoseifun.co.jp/gluten-2/



グルテンは小麦に水をいれてコネコネ

すると粘りが出てくるアレです。


小麦粉の種類では強力粉→中力粉→薄力粉

順にグルテンが多く含まれています。



小麦をこねて作る食べ物、

それって…



グルテンの多い食べ物


    

ラーメン、パスタ、パン、うどん、

ピザ、ハンバーガー、パンケーキ、

お好み焼き、たこ焼き、クラッカー


大好きな食べ物ばかり\(^o^)/


お手軽で美味しくてつい食べたくなるメニュー


そもそも何でこんなに美味しいものを

我慢しなくちゃいけないんだろうか。



グルテンの何が悪いの?


  • グルテンに反応する病気がある
  • 腸のバリア機能を破壊してしまう
  • 中毒性がある
  • 自閉症、統合失調症にグルテンフリーの有効性を報告する論文がある


一つずつみていきましょう。




グルテンに反応する病気


グルテンで調子が悪くなる

セリアック病と呼ばれる病気を

聞いたことがありますか?


以下引用

“セリアック病は、小麦や大麦、ライ麦に含まれるタンパク質のグルテンに対する遺伝性の不耐症であり、小腸の粘膜に特徴的な変化を起こし、 吸収不良 ある種の病気、感染症、手術でも吸収不良が起こることがあります。 吸収不良によって、下痢、体重減少、極度の悪臭がする大量の便がみられます。”

 




日本では聞きなれない病名だけど、

米国では113人に1人(1%)高頻度で発症

というレポートもあり


欧米では大問題なようです。


病状はグルテンに対する免疫反応が引き金になり

小腸の栄養素吸収機能が障害


下痢が頻回となり、多彩な栄養不良

鉄欠乏、葉酸欠乏、骨軟化、低蛋白)を呈する

との事。



もう一つはグルテン不耐症


以下引用

“グルテン不耐症は、グルテンへの過剰な感受性を持ち、グルテンを摂取することで腹痛、下痢、頭痛、頭がぼんやりする、倦怠感、抑うつ、不安等の様々な身体症状や精神症状を引き起こす。 グルテン不耐症の実態は不明な点が多く、診断基準も未だ確立されていない。” 


グルテン不耐症の原因はよくわかっていないと
かかれていましたが、
グルテンが腸に悪影響を与えているのではないか
とも言われています。


腸のバリア機能の破壊



免疫の要と言われる腸に
どんなことが起こるのかみていきましょう。

腸の細胞は↓のように
細胞と細胞が離れないように
タイトジャンクションと言うもので
繋がれています


図では真ん中の黄色と赤のものです



グルテンがスイッチとなって作られた
タンパク質によって、
このタイトジャンクションが
緩んでしまうんだとか。


タイトジャンクションが緩むと
細胞と細胞の間に隙間ができてしまい
そこから身体には入ってはいけないものが
入ってきてしまうので不調に。


この状態はリーキーガット(腸漏れ)
呼ばれています。

リーキーガットは炎症にも低血糖にも
つながります。

栄養療法でサプリを飲んでも効かない
効果が出にくいと感じる人も

リーキーガットが関係しているかも。

そして肝機能悪化にも繋がってしまうんです。

大切なので詳細は別機会に。


中毒性


小麦製品って無性に食べたくなりませんか?
パン屋さんがあるとつい入っちゃう、みたいな。

ラーメン、クッキー、焼そば、お好み焼き🤤
考えるだけでふわっと匂いが思い出されます。

パンが食べたい衝動、
実はこれ、グルテンが関係してるとも言われます。

一番始めに出てきた「グリアジン」

これの消化の過程で
モルヒネなどの麻薬の受容体である
オピオイド受容体に結合できるように
なってしまう。

そこに結合すると多幸感を感じるように
なるんですって。

そして依存傾向に。

パン食べる   →     幸せ~
にはこんな理由もあったんですね。




グルテンフリーで病状が改善



自閉症や統合失調症などの精神疾患や
線維筋痛症、関節炎、リウマチなどの疼痛
アレルギーやアトピーなどの炎症
 
症状の改善があったとの報告論文が
たくさんあります。

例えば…

脳オピオイド活性と酸化的損傷: セリアック病と自閉症スペクトラム障害を結びつけるさまざまな分子シナリオ↓↓



非セリアック病性グルテン過敏症および脊椎関節炎を伴う慢性難治性腰痛↓↓


グルテンと統合失調症の関係についての考察: 原因はグルテンですか?↓↓



そして真ん中の論文に書いてあるんですが

“患者の 87 人 (79%) が改善を経験しました。患者の 69 人 (62%) が厳しい改善を達成しました。改善が求められている患者のグルテンフリー食の平均期間は60か月でした。改善が求められている患者69人中56人がグルテンを摂取していた。これら 56 人の患者のうち、54 人は臨床症状の悪化を経験し、非セリアック病グルテン過敏症であると考えられました。”


グルテンフリーで体調が改善しても
また小麦再開して、体調悪化

体調って良くなると
感覚も敏感になるので
変化に気がつきやすい

そして脳内でモルヒネ様の作用が
あればグルテンを摂っているときは
感覚が鈍くなるのかなとも
思ったりします。


 まとめ


グルテンは小麦を水で混ぜたもの

(グルテン=小麦ではない)

腸のバリア機能に影響

身体的、精神的に影響

多幸感を感じる作用がある



私の場合グルテンをキャパ以上に摂ってしまうと

体の痛みから様々な不調に。


花粉症がほぼなくなったのもグルテンフリーの

おかげのような気がしてます。


最近では米粉の製品も沢山手に

入るようになりました!


そして美味しい💕


体調に合わせて食べるものを考えるって

大事だなと思います


グルテンフリーライフも楽しんでいきたいです😊



皆さんのオススメのグルテンフリーの

メニューがあれば是非教えてください!


でわまた!