境界性パーソナリティ障害の不認証環境とは何か、名古屋の児童精神科医が解説

 

こんにちは、名古屋市千種区 児童精神科専門クリニック、医療法人永朋会 和光医院、加藤晃司です。

 

発達障害に対する療育って何? 名古屋の児童精神科医が解説

 

こんにちは、名古屋市千種区 児童精神科専門クリニック、医療法人永朋会 和光医院、加藤晃司です。

 

今回は、発達障害に対する療育って何?について解説します。

 

 

発達障害の子どもに対して、早い段階から療育をスタートしていくのがいいだろうとされています。

 

東海大学病院にいた時は、大学内でも個別療育を行っていました。

また地域の療育センターと連携して、集団療育も行いっていましたので、情報共有しながらまずは就学までいい状態でもっていくというのを目標にしていました。

 

そのあたりは名古屋でも同じような取り組みになっています。

 

地域療育センターと連携しつつ、就学後は基本的にクリニックでフォローしながら、必要な子には個別療育を行っています。

 

 

①療育とは何か?

 

発達障害に対する療育は、発達が通常と異なる子どもたちが、自立した生活を送るための支援や、その可能性を最大限に引き出すための教育・訓練のことを指します。発達障害には、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)などがあります。これらの障害を持つ子どもたちは、言語の発達、社会的な交流、集中力、学習能力などに困難を持つことがあります。

 

療育の目的は、これらの子どもたちが自分の強みや能力を生かしながら、社会生活や学校生活で直面するさまざまな課題を乗り越えられるように支援することです。具体的には、次のような取り組みが含まれます。

 

    個別支援計画の作成: 子ども一人ひとりのニーズに合わせて、個別の支援計画を立てます。この計画には、教育、治療、福祉など、さまざまな面からの支援が含まれることがあります。

 

    早期介入: 発達の遅れや障害が疑われる場合、できるだけ早期に介入を始めることが重要です。早期に適切な支援を受けることで、子どもの発達にポジティブな影響を与えることができます。

 

    多職種連携: 教育者、心理学者、言語聴覚士、作業療法士、医師など、さまざまな専門家がチームを組んで子どもを支援します。これにより、子どものニーズに対して総合的なアプローチが可能になります。

 

    家族への支援: 家族が子どもを支えるためには、適切な知識と理解が必要です。療育では、家族への教育や相談、心理的なサポートも提供されます。

 

    社会的スキルのトレーニング: 社会的な交流やコミュニケーションスキルを高めるための訓練を行います。これには、友達との遊び方や、感情のコントロール方法などが含まれます。

 

    学習支援: 学習障害がある子どもたちには、読み書きや算数など、学習に必要な基本的なスキルを身につけるための支援が行われます。

 

 

②療育とは具体的に何をするのか?

 

    言語療法:

        言語の遅れがある子どもたちに対し、言語表現能力や理解能力を高めるための支援を行います。

        コミュニケーションスキルの向上を目指し、言葉の使用、非言語的コミュニケーション(ジェスチャーなど)、聞くスキルの発達を促進します。

 

    作業療法:

        日常生活で必要な基本的な動作や手先の巧みさを養うための支援を提供します。

        自己管理能力の向上、学校や家庭での様々な活動への参加を促し、生活全般にわたる自立を支援します。

 

    物理療法:

        大きな筋肉を使った動作(歩行や走行など)の改善に焦点を当て、身体的な発達を促進します。

        姿勢のコントロールやバランス、身体の協調性を高めることを目的としています。

 

    心理療法:

        子どもの心理的な健康を支え、感情的な調整や行動の問題を対処するための支援を行います。

        自己理解や自己表現のスキルを高め、ストレス管理や感情のコントロールを学びます。

 

    社会スキルトレーニング:

        他者との効果的な交流や適切な社会的行動を学ぶためのトレーニングを提供します。

        友達との関係構築、グループ内での適切な振る舞い、衝突解決のスキルなどを学びます。

 

    学習支援:

        個々の学習障害や困難に対応するための個別の指導を行います。

        基本的な読み書きや算数のスキル、情報処理能力の向上を目指します。

 

    親や家族への支援と教育:

        発達障害についての知識や理解を深めるための情報提供を行います。

        子どもの支援方法、ストレス管理、家族としてのコーピング戦略などについての教育や相談を提供します。

 

 

 

まとめ

今回は、発達障害に対する療育って何?について解説しました。

海外では療育に関してもプログラムがかなりがっちりしたものがありますが、日本では事業所によりある程度独自にやっていることもあります。

どちらがいいというよりかは、継続して同じチームがフォローしていくことが重要だと思います。

療育センターは就学後は義務教育の学校に任せるということが多いので、連続性のあるフォローという意味ではクリニックをうまく使ってほしいです。

クリニックでは大人になっても、必要であればそのままフォローしていきますので、支援が途切れる心配がありません。

 

 

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