2001年夏


私はハチちゃんホームちゃんホームちゃんの彼氏アベ君

近くにあるサーキット場の24時間耐久レース催し物、花火大会を

見に行こう!とノリノリで向かった。


駐車場らしい駐車場はないので

柵の近くに車を止め花火を見ることとなる。


他にも同じことを考える人はたくさんいて、

私たちのように車を停めている人がいた。



ふと、ハチちゃんホームちゃんがある女の子の存在に気がついた。

ミカちゃんだ。


ミカちゃハチちゃんは幼馴染。

私を含め4人は同じ高校で、ホームちゃんは同じクラス。

私は存在のみ知っていた程度だった。


ミカちゃん彼氏とその男友達と花火を見に来ていたようだ。

ふと、アベ君ミカちゃんの彼を見て友人だと気付く。


みんなが各自ワーワーと話している中、

私はぽつーんとサーキット場を見つめたり、

ワーワーしているのを見たりしていた。



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ん?ミカちゃんの彼氏どこかで見たことがある。


…うーーん。。。




(;゚Д゚)


高校時代列車通学をしていた時に見た人ではないか。


やりたい放題していた男子高校生グループの一角にいた人ではないか。


『へ…へぇ~。あの人でも彼女できるんだ。』

私の素直な気持ち。


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ホームちゃんに「私あの人(ミカちゃんの彼氏)列車通学一緒で見たことあるわ~」

と話すと、その言葉がホームちゃんミカちゃん彼氏へと伝言された。


ミカちゃんの彼氏は私の存在など知らず。

「そうなんだ。」程度でその場は収まった。





まさかそのミカちゃんの彼氏

今私の隣にいることになるとは誰しもが思いもしなかった。


もちろん私だって、彼だって。



あの素直な気持ちが第一印象になろうとは…



彼18歳

私18歳

の出来事である。