(4)その後


ここ暫く別のことに夢中になっていて、ブログのアップをサボっていました。その間、何人もの方から応援メッセージをいただいたり、ぺタしていただいたりしまして、ありがとうございました。それに後押しされて、久々にブログアップです。

 さて、前回までにコンサルという仕事にちょっと自信がついてきたこと、そんな中でも時として襲いかかってくる過度なプレッシャーをセドナメソッドなどの手法でコントロールしてきたこと、などを語りました。その後、コンサル活動は少しずつですが益々軌道に載って、現在に至っています。お客さんも収入も自由な時間も仕事をする喜びも徐々に増え続けていると実感しています。まさに好循環の中にいるように感じています。

 そこに至るまでの私の活動はすでに述べたとおりですが、もうひとつ語りそびれている出来事があります。それは、ある日突然『急性膵炎になって命の危険にさらされた』という出来事です。

 コンサルタント活動を本格的に開始した矢先の20101月。忘れもしない正月三ガ日明けの1月4日のことでした。前日からちょっとお腹が張った感じがあって、でもいつもの食べ過ぎと同じような感じで特別な違和感があったわけでもなく、のんびり寝てれば良くなるだろうぐらいに考えて朝寝坊をしてました。昼ぐらいになってなんだか吐き気がひどくなってきたので、トイレに行こうと思って布団から起きだしたとき、俄かに腹部に激しい痛みを感じてその場にうずくまってしまいました。それでも吐き気があるので、なんとか身体を引きづってトイレに行って、そこで腹部にいままで経験したことが無いような激しい痛みが始まったのでした。それはもう痛いのなんのって、きっと刀で腹を切り裂かれたらこんな感じだろうと思えるような、本当に気を失いそうな痛みでした。なんとか家内に救急車を呼んでもらって大きな病院に救急で運び込まれ、急性膵炎、それもかなり重度なものと診断されて即入院。集中治療室で、絶食(一滴の水も飲めず)、大量点滴、絶対安静、24時間容態監視という有様でした。膵炎とは、膵臓から出る管が詰まったり炎症を起こしたりで、本来膵臓から出た後に強い消化液になる膵液が内部で活性化(消化液化)してしまい、膵臓自体を消化し始めて、さらには膵臓が溶けて空いた穴からその消化液が流れ出し他の内臓をも溶かしてしまうというモノ。比較的致死率の高い病気で、私の場合は膵臓に完全に穴が空いて、消化液が他の臓器にまで達しそうなところだったとのこと。そうなると多臓器不全で死に至る可能性が高いとのこと。後で家内に聞いた話では、『あと10分運び込まれるのが遅かったら本当に命を落としていたかもしれない』と言われたそうです。道理で痛いわけだ。。

 それでも運良くギリギリのタイミングで集中治療をしていただいたお陰で、一週間で集中治療室から出て、もう一週間入院生活を送ったところで退院
&自宅療養できるところまで回復しました。お医者さんに言わせると、極めて順調な回復ぶりでラッキーなほうだったそうです。で、その入院期間中、特に他に何もすることがないので、起きて意識がある間はただひたすら自分の人生について考えていました。死ぬかもしれないという状況に自分が置かれているにも関わらず自分でも不思議なぐらい冷静で、何か自分の心の深いところで人生観や意識が変わっていることに気付かされたのでした。。

。。。。。次回に続く。。。。。