7人生を変える一番シンプルな方法 

       =世界のリーダーたちが実践するセドナメソッド=  (へイル・ドゥオスキン)

 
。。。前回より続く。。。

 さらに、このセドナメソッドの活用を続けていくうちに、これらの私の一連の心理の奥には『他人から良く思われたい。できるやつだと思われたい。』という『承認欲求』が大元にあることにも気がつきました。そして、その『承認欲求』が多くの場合私にとっての『ギュと握りしめちゃっている鉛筆』だったこと、それを手放せばもっと楽に物事を前に進められること、などを実体験として学びました。上述のケースでも、『自分の力が至らなかったところを自ら暴露する覚悟をした』訳ですが、それで私が信用や評価を失ったかというと必ずしもそうではなく、むしろ正直に誠実に死力を尽くしたことで評価が高まった面もあったかもしれません。そんなことをすれば『他の人からの評価(承認)を失う』という考えは、『自分の無意識』が単にそう思い込んでいただけってことなんですよね。

 ところで、以前“影響を受けた本”シリーズの中で『ザ・マネーゲームから脱出する法(ロバート・シャインフェルド著)』という本を紹介しましたが、その本で語られていることはこのセドナメソッドととても良く似ています。例えば上述のセドナメソッドの解放の手順
=『今、何を感じていますか?』→『その感情を認めることはできますか?』→『それを手放せますか?』→『手放しますか?』→『いつ手放しますか?(今手放します)』という一連の問いかけは、『ザ・マネーゲームから脱出する法』の『プロセス』として記述されているものとほとんど同じです。その『プロセス』の手順とは『ザ・マネーゲーム』のp.144にまとめてあるように、『(1)不快な経験をしたら、まずその中に飛び込む』→『(2)不快なエネルギーを残さず感じる』→『(3)その強さがピークに達したら“真実”を告げる』→『(4)自分の力を取り戻す』→『(5)本当のあなたをもっともっと前面に出す』→『(6)すべての創造物に感謝を表す』という一連の流れです。(3) で出てくる“真実”とは、一言で説明しづらいので詳しくは本を読んでいただきたいのですが、敢えてまとめると『この世界で我々が見ているものはすべて映画やホログラムのような幻想であり、現実ではない。従って見ているもの自体には我々を幸せにしたり不幸にしたりする力は全く無い』といったところでしょうか。この『ザ・マネーゲーム。。。』の『プロセス』の(1)~(4) あたりは上述のセドナメソッドの手順とほとんど同じですよね。さらにセドナメソッドで言う『解放』がしっかり起こると、後に残るのは喜び・平安・感謝のような感情になると書かれている(実際に自分でやってみてもそう思います)ので、それも『プロセス』の(4)~(6)で言っていることと極めて近いと思っています。この両者に接点があったのかどうかは知りませんが、たとえ接点がなく独立に作られたにしても、結局一番深いところでは似たようなところに辿り着くのだろうと思います。

 ちなみに、この『ザ・マネーゲーム。。。』には、同じ著者の姉妹本
(?)で『ビジネスゲームから自由になる法』という本もありますが、これは『マネーゲーム』を『ビジネスゲーム』に置き換えたもので内容的にはほとんど同じです。なので、どちらか一冊読むだけで十分かも。でも、ちょっとだけ視点が違っていて、従って理解が深まるとは思うので、もし再読するんだったら、別なほうを読んでみるのも良いかもしれません。私はお気に入りの本はいつも何度か再読するので、両方をとっかえひっかえ読みました。こっちの本では分かりにくい書き方だったのが、こっちを読むとより分かり易かったりして、同じ本を再読するよりは良いかも。さらには『セドナメソッド』の本も合わせて再読したりして、両者の共通するところ、違うところ、いろいろ考えながら読書を楽しんでいます。。


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