私の長女の次男が、生まれて半年ぐらいの時のことである。
スヤスヤと気持ちよさそうに眠る、赤子の寝顔ほど、可愛く癒されるものない。
この腕の中に抱くと、赤ん坊はとても暖かく柔らかい。
その、唇はまるでプリンの様に柔らかく、まるでトロのようなきれいなピンク色をしている。
私が、孫を抱いてあやしている所へ、丁度、母親の娘がやって来た。
私が、頬ずりをしたりおでこに、チュウをしたりしていたら
娘が、「お母さん、いくら可愛くても口は駄目よ!」と言う。
と言うのも、乳幼児期に口移しで食べ物を与えたりする事によって周りから、虫歯菌が移るのだそうである。子供の育て方も、私達の頃とは、大いに違うものである。
『kiis-1』
しかし、腕の中の孫は実に気持ちよさそうである。
ちっちゃく開いた口は、まるで、お母さんのおっぱいを吸っているかの様にチュッチュッと音をたてる。
いくら娘に駄目と言われても、この無邪気な孫の寝顔を見ていたら、指キッスのつもりが
私は、娘の言いつけを守らず、思わずチュッとしてしまったのである。
あれから、半年が過ぎ今は、歯も生えてきているが、どうやら虫歯の心配はなさそうである。
O君、ごめんね!おばあちゃんは、O君の何も分からない時に、そっと盗みキッスをしてしまったのよ。ママに内緒で。
でも、ママの言う通りに、歯は一生大事にしてね!

