都響 第1005回定期演奏会Aシリーズ
【定期演奏会1000回記念シリーズ⑩】
7/23都響スペシャルと同演目
2024年7月24日(水) 19:00開演(18:00開場)
場所:東京文化会館
[出演]
指揮:アラン・ギルバート
コントラバス:池松 宏(都響首席奏者)
東京都交響楽団
[曲目]
マグヌス・リンドベルイ:EXPO(2009)
エドゥアルド・トゥビン:コントラバス協奏曲 ETW22(1948)
【ソリスト・アンコール】アメイジング・グレイス(安田 芙充央 編曲)
(コントラバス/池松 宏、ハープ/吉野直子)
リムスキー=コルサコフ:交響組曲《シェヘラザード》op.35
(ヴァイオリン独奏/矢部達哉)
サントリーホール公演につづき、2日目、東京文化会館へも聴きに行ってきました。
以下、1日目との違いなど雑感です。
前プロの出だしはホルスト「惑星」っぽい印象。英語のプログラムノートを読んでいるとsuper-fast and super-slow musicとはありますが、そこまで速い、遅いかな、と感じました。また、とても聴きやすいので、オケのつかみには持って来いな感じもしました。
トゥビン、who spent most of his life in exile due to warとはありますが、前日同様、曲は拍子抜けするくらい明るい印象。ショスタコーヴィチっぽいところもあったりしますが、どこか突き抜けて明るく感じます。
演奏は、やはり2楽章のカデンツァ、ハイポジのアルペジオ的な箇所で音程の甘さがどうしても出てしまっていますが、アンコールでのジャジーな好演で挽回した印象です。
演奏後、袖に引き上げる際にPAのマイクを2日目も外し忘れ、ギルバートに「頼むよ」的にポンと手を添えられていました。カーテンコールでは還暦のちゃんちゃんこが登場。そのままアンコールに。ギルバートは2日目も2ndの空き席で聴いていました。
シェエラザード、やはりサントリーホールの響きの後では東京文化会館のデッドな音響はなかなか厳しいものがありました。
ギルバートは1楽章終盤、練習番号L前4小節の4回登場する四分音符2拍では自然にルバートしていて効果的。
矢部さんのソロ、ラストで今日はフラジオの音程が下がり気味に感じたのは私だけでしょうか。かすれは今日はなく経過していましたが、惜しいところでした。
Cl1番の外国人の方は今日も素晴らしく(SKDのRobert Oberaignerとのこと)、特に弱音が最高。松木さん、広田さんなど木管、高橋さんを含む金管は前日同様、良い演奏で、Hr1番西條さんは1日目よりも安定。
A定期も、矢部さんとともにソロ・カーテンコール1回。