Tannhäuser
Romantic opera in three acts
Composer Richard Wagner · Libretto by Richard Wagner
In German language with English and German surtitles | New Production
Thursday, 28. September 2017
03:00 pm – 07:45 pm
NHK Hall
Duration est. 4 hours 45 minutes · Intervals between 1. Akt and 2. Akt (est. 04:10 pm - 05:00 pm ) between 2. Akt and 3. Akt (est. 06:10 pm - 06:50 pm )
Premiere at 21. May 2017
CAST
- Musikalische Leitung
- Kirill Petrenko
- Inszenierung, Bühne, Kostüme, Licht
- Romeo Castellucci
- Choreographie
- Cindy Van Acker
- Regiemitarbeit
- Silvia Costa
- Dramaturgie
- Piersandra Di Matteo
- Dramaturgie
- Malte Krasting
- Videodesign und Lichtassistenz
- Marco Giusti
- Chor
- Sören Eckhoff
- Hermann, Landgraf von Thüringen
- Georg Zeppenfeld
- Tannhäuser
- Klaus Florian Vogt
- Wolfram von Eschenbach
- Matthias Goerne
- Walther von der Vogelweide
- Dean Power
- Biterolf
- Peter Lobert
- Heinrich der Schreiber
- Ulrich Reß
- Reinmar von Zweter
- Ralf Lukas
- Elisabeth, Nichte des Landgrafen
- Annette Dasch
- Venus
- Elena Pankratova
- Ein junger Hirt
- Elsa Benoit
- Vier Edelknaben
- Solist/en des Tölzer Knabenchors
- Bayerisches Staatsorchester
- Chorus of the Bayerische Staatsoper
バイエルン歌劇場の鑑賞は2011年9月のローエングリン、ブル9、テ・デウム以来、6年ぶり。
今回、オケの感想は、こんなもの(水準)だったかな、というもの。
どうしても、昨年2016年11月のティーレマン/ドレスデン歌劇場の水準と比較してしまい、木管・金管・弦の質感、どのパートをとっても今一つに感じられました(会場のアコースティックの違いを考慮してもです)。
合唱は良かったのではないでしょうか。
感想が薄いのは、実はタンホイザーという作品に、(ローエングリンやリングなどと比較して)あまり面白みを見いだせてない為です(お好きな方には申し訳ないです)。
そうしたタンホイザーを今回、チケットを取り、わざわざ大阪から聴きに行ったのは、近年のバイロイトでのローエングリン(映像)のキャストである、フォークト、ダッシュ、ツェッペンフェルトが予定されていたからでした。
K.F.フォークト、相変わらず、唯一無二の軽やかでいて強さを備えた声は健在で、第三幕での押し出しの強さは、新国立劇場で聴いたローエングリンより増しているように聴こえました。
A.ダッシュも相変わらず、しっとりとしたVoiceとパワーが魅力的で、特に第二幕の祈りの歌唱は引き込まれました。
ツェッペンフェルトは今回生で聴くのが初で、バスの魅力と演技のうまさを確認できました。
M.ゲルネはオペラシティでのリサイタル以来で、オペラを歌うのに初め若干違和感を感じましたが、聴いているうちにやはり独特の良さを再認識しました。
K.ペトレンコについては、序曲こそ、木管のディミニュエンドを早めに行い繊細なニュアンスを与えていて良かったのですが、正直(私のバカな耳には)、各幕とも普通。振りはパーヴォ・ヤルヴィと同じように、拍と拍の間での空中の動きを丁寧に示していて、オケのメンバーとしてはザッツやニュアンスを掴みやすいだろうなと想像します。
演出について、噂に聞くおっぱい祭りというほど過激な露出ではなく、トップレスの若い女性24人が規則正しく弓を射る所作を眺めているとむしろ美しく見えました。まあ、それ以外の部分は、音楽以上に演出オンチなのでこれといった感想はありません(1階C15列中央ブロック所見)。