♪サーザエーさん サーザエさん
サザーエさーんてどんな人
そーりゃもう美人でそりゃもう しーとやかーでー
朗らか過ぎて上品で 親孝行で親切で
ランランランでパッパッパ
パッパッパでランランラン
ランランランでパッパッパ
パッパッパでランランラン
カツオワカメ待てー あら私とした事がお恥ずかしい
オホホホホホそそっかしいのが玉にきず
消え入りそうにうなだれて
モジモジ真っ赤な モジモジ真っ赤なサーザエさん~♪
この主題歌を歌ったのは、主役の江利チエミさん。
高倉健さんの元夫人です。
「サザエさん」は地方紙から始まって、
昭和26年から朝日新聞の4コマ漫画になりましたが、
昭和44年にフジテレビのアニメが始まる前に、
江利さんが主人公・サザエ役を演じる実写シリーズが、
まず映画として昭和31年・1956年に第1作が封切られ、1961年までに計10作品が公開されました。
藤原釜足さんがサザエの父・波平、清川虹子さんが母のフネ、仲代達矢さんがいとこのノリスケ、小泉博さんが夫となるマスオを演じました。
そしてドラマが昭和40年(1965年)にTBSテレビで放映されました。
さすがの拙者もドラマの「サザエさん」は再放送の記憶がうっすらある程度。
しかし主題歌は鮮明に覚えています。
ドラマのイメージは、サザエがほうきで部屋や縁側を掃除していると、
カツオとワカメがいたずらをしたため追いかける図です。
当時の映像を今見たら、4本足のテレビ、ちゃぶ台、着物に割烹着姿の舟さんなど懐かしいものがたくさん見られることでしょう。
後に「意地悪ばあさん」の実写版も日本テレビで放映され、主役と主題歌は放送作家・作詞家だった青島幸男さん。
参議院議員、直木賞作家、東京都知事にもなったのですからすごいです。
秋元康さんは奥山侊伸さんの門下生ですが、奥山さんは青島さんのアシスタントでした。
主役のサザエさんは江利チエミさんでしたが、他の配役はというと、マスオさんが後に桂小金治さんの後をついで「アフタヌーンショー」の司会者になる川崎敬三さん、舟さんが清川虹子さん、ワカメが「明治マーブルチョコレート」のCMが懐かしい上原ゆかりちゃん、波平さんが「男はつらいよ」でもおなじみの森川信さんでした。
提供はヤクルトでした。
まだガラス瓶に入れて配っていましたが、のちにアポロの形をしたプラスチックの容器に入れるようになります。
ヤクルトはサザエさんですっかり有名になり、サンケイアトムズを買収して、のちにヤクルトスワローズとなります。
姉妹品としてジョアも売り出し、CMにちあきなおみさんや小柳ルミ子さんを使ってメジャーにしていきました。
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