拙者の青春のひとこま。
とてもお世話になった、そしてなお今もお世話になっている深夜放送で、一番印象に残っている番組と言えば、
声優の野沢那智さんと白石冬美さんが放送した「ナチチャコパック」あるいは「金曜パック」(木曜深夜放送)です。
今、「キムパ(正しくはキムパプ)」というと韓国の海苔巻きですが、昔はこの番組が「金パ」と呼ばれていました。
TBSラジオ金曜未明の深夜放送「パックインミュージック」は1967年8月から1982年7月まで15年間続いた名物番組でした。
当時15年というのはとても長いと思いましたが、終了から42年たった今では短かかったのですね。
これが拙者が大学に入るとまもなく終了したのです。
それはもうショックでした。
拙者が聴き始めたのは中学生だった1976年頃から。
この番組のおかげでラジオにぐんぐん引き込まれ、
深夜放送のおもしろさにはまりました。
他にも「オールナイトニッポン」のタモリ、鶴光、
ラジオ大阪「鶴瓶・新野のぬかるみの世界」、
「セイヤング」のせんだみつお、吉田照美、谷村新司、
「パックインミュージック」の小島一慶、愛川欽也
はリスナーを飽きさせませんでした。
今振り返って、つくづく良い時代に生きていたなと思います。
この金曜パックのおかげで拙者の人生がかなり変わりました。
「えーっ、皆さんお元気ですか、野沢那智でございます。お元気ですかぁ。」という声で始まります。
「お題拝借」というコーナーでの痔やいんきんなどの体の話、恋の話、芝居の話など楽しい話とお便りは数えきれません。
番組の最後に「シバの女王」が流れてくるととてもせつなくなったものです。
翌日、学校では眠気に襲われて大変でしたが、今思えばそんなことより、聞いて楽しくたくさんの知識を得たことの方がよほど大きくて大切。
あの時間は宝物です。
まだラジコがないので、聴くにはリアルタイムで起きているか、120分どうにかしてカセットに録音するしかありませんでした。
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