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手をつなぐのが好きだ。

母と手をつなぐといつも、石けんのにおいがしてた。

小学校一年生の時、つないだ女の先生の手は、きれいだった。

中学校の時、好きな女の子とつないだ手は、暖かかった。

女房とつないだ手は、柔らかかった。

女房と、手をつないで、眠りに落ちた。

わが子の手は、餅のようで、かわいかった。

女房の手は、だんだんあかぎれで、かさついてきた。

今、女房の手は、ちいちゃくなった。

母として、妻としてその手は、ふさわしいものとなっていった。

今、女房の手は、いとおしい。

'''なんてね。ちゃんちゃん。''' ;)