訪問中、テレビやラジオがつけっぱなしのお宅では、CMから流れてくる宣伝が話題になることが多い。
話が膨らみそうであれば私から話題を振りますし、利用者さんから話しかけてくることもあります。
当たり障りのないところで『宝くじ』の話はよくします。
もちろん全く興味のない方もあるので、話し始めて興味を示されれば、当選金で何がしたいかという点が話題の軸となる。
だいたいは、億の額面の使い道になるのだが、 利用者さんから聞き返される時に、私は『2000万が当たればいい』といつも答えていた。
理由は単純です。
老後の2000万円発言の額面です。
老後の2000万円が示されていなかった頃は、根拠なく5000万欲しいと言っていました(笑)
私のことはさておき、
利用者さんが発した言葉で、なるほどなぁと思ったのが
『何億も当たる宝くじには興味がないから、買う気にならない』とおっしゃったこと。
『その心は?』と伺うと、
『こんな歳なので、贅沢に散財しても1000万あれば十分。高額な当選金が入っても持て余すだけなので、1000万ぐらいの宝くじだったら買う気になるかもなぁ』とおっしゃっていました。
自分の発想を肯定するわけではないですが、年を取ると必要以上のお金はあまり欲しいと思わないんだなぁということを実感したご利用者様との会話でした。
とはいえ、2000万円楽してゲットを目指してコッソリ宝くじを買うようになったのですが、欲をかく所為かちっとも当たりません(笑)