生まれ故郷の平野郷でお盆の墓参りした後、

宝塚に向かいました。


阪急今津線に乗り、宝塚ホテルに泊まって、

宝塚の街を歩いてみたいと思ってました。


宝塚大劇場での公演がない週なら宝塚の街は人も少なく静かかな?と穴狙い。


宝塚歌劇は子供の頃、母姉に連れられて一度だけ観劇したことがありました。

1957年1月花組公演の「メリーウィドウ」

どんな舞台だったか覚えてないけど、

明石照子と淀かほるの名前とメリーウィドウ・ワルツの調べは私にとっての「宝塚」でした。



「阪急電車」といえば、映画『阪急電車 片道15分の奇跡』の舞台となった阪急今津線。


映画は今津線の西宮北口駅から宝塚駅まで15分の電車に乗り合せた人たちの群像劇、

ウエディングドレスで電車を待つ中谷美紀や幼かった芦田愛菜が印象的でした。


梅田から阪急神戸線の特急に乗り、西宮北口駅から宝塚行きの今津線に乗りました。

武庫川の鉄橋を渡り宝塚大劇場の先が宝塚駅


阪急宝塚駅発車メロディは今津線が鉄腕アトム

手塚治虫は幼少期から24歳まで宝塚で過ごし、宝塚には手塚治虫記念館があります。


鉄腕アトムは高田馬場の科学省で誕生し、髙田馬場駅の発車メロディも鉄腕アトムです。


宝塚線の発車メロディはすみれの花咲く頃

これぞ「ザ・タカラヅカ」


宝塚駅に降り立つのは半世紀ぶり、

宝塚スターの銅像がお出迎えです。

宝塚大劇場に向かう花のみち沿に、宝塚南口から移転した新しい宝塚ホテルがあります。


宝塚歌劇の世界観そのままのホテルです。

ロビーの壁面にはかつて宝塚大劇場で使われてた小磯良平画伯(原画)の緞帳


ギャラリーに展示されてる舞台衣装は男役の品々、「男(役)尊娘卑」の乙女の園🤣

旧宝塚ホテルを飾ったシャンデリアやクラシックな家具があちこちに置かれてます。


客室階のエレベーターホールもゴージャス、

お手頃なシングルルームに泊まりました。

大劇場の公演がない週は、遠方からのファンが泊まらないので室料も安くなってます。


この日の夜は尼崎に住む親友夫妻と会食、

場所は宝塚と尼崎の中間の伊丹でした。

宝塚に戻った頃は夜の帷も下りて、昼間の熱気は和らぎしのぎやすくなってました。



宝塚で迎えた朝は日の出前にホテルを出て早朝ウォーキング、武庫川の河原を歩きました。

手塚治虫記念館前で日の出を迎えました。

火の鳥像に朝日が当たりだしました。


蔦に覆われてたレトロな建物は宝塚文化創造館、元の音楽学校の校舎でした。

現在は宝塚音楽学校の歴史を伝える博物館


早朝の涼しい時間帯の宝塚散歩、花のみちでも宝塚スターの銅像に出会います。

ベルばら像とベルサイユの薔薇🌹


宝塚ホテルの朝食ビュッフェ、料理はごく普通ですが雰囲気は抜群です。

朝食のあとは11時のチェックアウトまで涼しい客室でゴロゴロして過ごしました。


昼食は手塚治虫記念館近くの海鮮居酒屋「ばん」、酒場放浪記の吉田類も訪ねてます。

お昼は定食屋、揚げたてエビフライが嬉しい。


横浜から来た客が何故この店を知ってるか訝るご主人は同年輩、秋田Bスケのお好み焼き屋はすぐ近くだったなんて雑談に花咲きました。



「ばん」から宝塚南口駅の方が近い、

かつて駅前に宝塚ホテルがあった宝塚南口駅のホームに映画「阪急電車」では中谷美紀がウエディング姿で立っていました。

映画によく登場している小林駅で途中下車、

近くのスーパーイズミヤも訪ねました。


小林駅から西宮北口駅に出て、大山崎駅でJR線に乗り換えて大津駅に向かいました。