旅の2日目は、奈良駅から伊賀・甲賀・湖東を巡るローカル線の小さな旅に出かけました。


奈良駅から伊賀の柘植駅までは関西本線、


関西本線は加茂駅までは電化され大和路快速が走りますが、

加茂駅からの亀山駅の間は単線非電化でワンマン運転のディーゼル車です。


柘植駅から貴生川駅までJR草津線に乗ります。

JR草津線は柘植駅と草津駅を結び、全線単線ですが電化されてます。


甲賀の貴生川駅から南へ信楽高原鉄道、北へは近江鉄道水口・蒲生野線が出ています。


信楽高原鉄道の終点は信楽焼の信楽駅、

途中に紫香楽宮跡駅があります。

信楽高原鉄道も近江鉄道もICカードが使えないので現金で乗車券を買います。


近江鉄道で彦根に向かいますが、途中下車するのでお得意な1日乗車券を買いました。

貴生川駅から近江鉄道を1駅だけ乗って水口城南駅で下車しました。


水口は城下町また東海道の宿泊町(水口宿)として栄えた町、水口曳山祭でも知られてます。


この日、駅前の甲賀市あいこうか市民ホールではNHKのどじまんをやってました。


入口にいたNHK職員に『いつ放送ですか?』と愚問に『今、放送中です』と言われました😅

ここを訪ねた目的は、市民ホール隣りの歴史民俗資料館、水口祭曳山の見学です。

毎年4月20日に開催される水口曳山祭、現存する16基の曳山から毎年1基が交代で展示。


歴史民俗博物館で水口城や東海道水口宿の予備知識を頭に入れて水口の街を歩きました。


最初に水口城南駅から150mほどの場所にある水口城址を訪ねました。

水口城は江戸幕府3代将軍徳川家光が上洛の際の宿館として築城された後、

水口藩2万5千石の居城となりました。

明治7年に廃城となった水口城が復元され、水口城資料館が往時の矢倉の姿を偲ばせます。

水口城資料館の窓から、かつて水口岡山城があった古城山が見えます。


古城山から水口盆地や湖東平野が一望でき、この立地を活かし天正13年に豊臣秀吉の家臣中村一氏により水口岡山城が築城されました。


豊臣政権の拠点城郭でしたが、関ヶ原戦後に徳川幕府により廃城となりました。


水口城跡を後にして旧東海道を訪ねました。


歴史民俗博物館に展示されてた水口宿の古地図に東海道が直角になった場所がありました。


元々は真っ直ぐだった東海道が水口城の北側を迂回して、元の東海道に戻ります。

現地に行くと東海道が直角に曲がってました。


水口の街を散策中にヴォーリズが設計した建築を見つけました。

昭和4年に建てられた水口教会です。


水口城南駅から近江鉄道で彦根に向かいます。


近江鉄道には無料で自転車を持ち込めるサイクルトレインが走ってます。

終点彦根駅の1つ手前の芹川駅で下車、

ここもこの旅の目的地の1つでした。

ここで今年の初かき氷🍧


伊賀・甲賀・湖東を巡るローカル線の旅は、

近江鉄道の小さな無人駅で終わります。