東北ローカル線の旅でぜひ訪ねたかったのは、
太田和彦氏や吉田類氏が訪ねた当地の居酒屋
旅先の知らない土地で呑むなら、この二人が訪ねた居酒屋なら間違いなさそう😋
◼️ 弘前市 「土紋」
弘前駅前のホテルから徒歩12分、繁華街から外れた静かな場所に創業35年、津軽の郷土料理が楽しめる居酒屋「土紋」があります。
カウンター6席と小さなテーブル席だけの居酒屋は混まないうちにと開店直後に入りました。
この店の酒は弘前・三浦酒造の「豊盃」だけ、
それも冷蔵庫に20種類はありました。
豊盃の純米酒絞りたて、冷たい豊盃の仕込水も添えてくれました。
お通しは鮪やまかけ、津軽の家庭料理いかめんちはこの店の名物料理、他の客も頼んでます。
大好きな玉子焼を頼んだら大将からうちの玉子焼はデカイよと言われました。
出てきた玉子焼は厚揚げの1.5倍はあるサイズ、これでお腹いっぱいになりました。
◼️ 秋田市 「永楽食堂」
秋田駅の近く、秋田市民市場横にある「永楽食堂」は日本酒の品揃えが半端じゃない居酒屋。
最近、移転して新しい店構えになったけど、一歩店内に入ると喧騒の巷でした。
五能線で秋田駅に着いたのが午後7時、
駅前のホテルにチェックインして歩いて5分ほどのこの店に着いたのが午後7時半、
開店直後に満席になる人気店なので名前と電話番号を伝えてホテルの部屋で待機します。
お店からお席が準備できたと連絡が来たのは午後9時を回ってました。
店内の壁一面に貼られたのはお酒のメニュー、半分は県内酒であと半分は県外酒
料理のメニューはお酒のメニューの片隅の小さな黒板にギッシリ書かれてました。
お酒は控えてるので利酒セットでチビチビ、
秋田代表まんさくの花、東北代表山形の出羽桜、日本代表山口の獺祭、オールスターです。
お通しは湯豆腐とバイ貝、
お酒に合わせて大好きなあん肝も注文
この店の人気メニューのイワシポテトフライ、
これには🍺生ビールがいいけど控えました。
◼️ 酒田市「久村の酒場」
太田和彦著「日本居酒屋遺産 東日本編」に登場する「久村の酒場」は、慶応3年から続く久村酒店で立ち飲みしていたスタイルが、昭和36年に老舗酒店の隣りに居酒屋を開業しました。
「日本居酒屋遺産」の条件は、
●創業が古く昔のままの建物であること
●代々変わらずに居酒屋を続けていること
●老舗であっても庶民の店を守っていること❗️
「久村の酒場」はまさにそんな居酒屋でした。
酒田駅前のホテルから歩いて20分近く、昼間の自転車街巡りで場所を確認しておきました。
酒田地産の小型の胡瓜「鵜渡河原きゅうり」
地元でもなかなかお目にかからない伝統野菜。
〆に頼んだ「むきそば」は、そばの実をむいて茹でたものにダシ汁をかけたっぷりの薬味をのせて食べる酒田の郷土料理です。
山形でもお目当ての居酒屋がありましたが、
ホテルから歩いて20分、山寺の石段登りで草臥れて出かける元気は残ってませんでした😢
※太田氏が選んだ「日本居酒屋遺産」には、
東京なら、鍵屋、伊勢藤、シンスケなど
京都には、神馬、赤垣屋、京極スタンドなど
新シリーズ「かず坊の酒場漫遊記」で全国の居酒屋遺産を巡るのもいいかな?