佐野駅の次に途中下車したのは足利駅

足利市にある室町幕府初代将軍足利尊氏の銅像


足利氏は八幡太郎義家の孫義康が下野の国足利に住して足利と称したのに始まります。

※源頼朝は源義家から5代あとの子孫


鎌倉時代は御家人であると共に将軍家一門の地位にあり、尊氏の代に将軍家となりました。


足利駅で下車し最初に足利学校を訪ねました。


足利学校は日本最古の学校です。


石畳の道の先に「入徳門」があります。

入徳門をくぐると孔子像があり、受付で参観料を払うと「足利学校入学証」が手渡されます。

しばらく、論語のお勉強です。


足利学校のシンボル「学校門」を入ると、正面に孔子廟、その右手に方丈と庫裏があります。


最初に孔子廟を参観しました。


東京湯島や長崎など各地に孔子廟がありますが、足利学校の孔子廟は日本最古です。


廟内には孔子坐像の隣りに小野篁の坐像が置かれてました。

百人一首「わたのはら〜」の参議篁こと小野篁が足利学校の創設者という説もあります。


孔子廟の次は南庭園を通って茅葺き屋根の方丈と庫裡に向かいました。

方丈は学生の講義や学習、学校行事や接客のための座敷として使われました。

方丈と庫裡の間の中庭、

庫裏の後方の書院は庠主の書斎

方丈の後方にも築山泉水式庭園

北庭園の築山の向こう見える書院と方丈

方丈の南側の裏門は学生の通用門

足利学校の東と南には濠が残ってました。


足利学校の北側に隣接して、周囲に土塁と堀を巡らせた足利氏館跡があります。

この堀の内側が鑁阿寺(ばんなじ)の寺域です。


鑁阿寺は、1196年に足利氏2代義兼が邸内に大日如来を祀ったのが始まり。

本堂は鎌倉時代後期の特徴を表す禅宗様建築物として国宝に指定されてます。


経堂

応永14年(1407年)に関東管領足利満兼が再建、江戸時代に屋根が修理され、鎌倉・室町の様式に江戸風が合わさった建築です。


多宝塔 

現在の多宝塔は、寛永6年に5代将軍徳川綱吉の生母桂昌院により再建されました。


鐘楼

鐘楼も再建された建物ですが、鎌倉時代の禅宗様建築の特色をよく残しています。


境内を彩る初夏の花

ここにも猫ちゃんが寝そべってました。

近づいてもガン無視されました😅


この日は足利駅前のホテルに泊まり、


両毛線途中下車の旅2日目は、足利駅から最後の訪問地の桐生駅に向かいました。