北陸応援の旅第3弾は、越前国(福井県嶺北)と加賀国(石川県)と飛騨を巡る団体ツアーでした。
今回は北陸新幹線を使わず、行き帰りは羽田空港から小松空港まで飛行機✈️を使います。
夜降った大雨も上がり、天気はどんどん回復
富士山も北アルプスの山々もよく見えました。
鉄道派なので飛行機✈️は昨年10月のセンチメンタルジャニー以来、空の旅もいいものですね!
最初の訪問地は小松空港近くの安宅住吉神社
安宅住吉神社の創建天応2年(782年)
古くより陸・海路の要所として栄えた北国の港安宅に祀られた住吉神社です。
今年1月の能登地震で境内の大きな石灯篭が何基も倒壊してました。
「安宅ノ関」は、箱根の関のような常設の関所ではなく、奥州に逃れる源義経を捕えるために設けられた臨時の関所でした。
安宅住吉神社の拝殿では、参拝のあと巫女さんが勧進帳の話を説明、弁慶が読み上げた「勧進帳」の文言を朗々と暗唱してくれました。
安宅住吉の大神のお助けで、義経一行が安宅ノ関を突破した故事から、難関突破の霊神として多くの信仰を集めています。
安宅ノ関に立ち寄ったあと、越前国には北側の加賀国から入りました。
年越しのNHK「ゆく年くる年」でよく中継される永平寺、一度は訪ねたいと思ってました。
北陸自動道を南下、福井北ICから15分ほどの山間部の深い木立に囲まれた永平寺があります。
曹洞宗の大本山永平寺は、770年以上の歴史が生み出す圧倒的な荘厳さの中で、雲水たちが修行に励む様子を垣間見れる名刹です。
法堂は斜面に造営された七堂伽藍の1番奥にあり、朝のおつとめなどの法要が行われます。
仏殿は七堂伽藍の中心にあり、曹洞宗のご本尊釈迦牟尼仏が祀られています。
法堂の左側にある承陽殿は開山道元の廟
七堂伽藍を結ぶ磨きあげられた廊下や階段、
何人かの若い修行僧とすれ違いました。
出会った修行僧は20代前半、皆さん今どきのお顔でけっこうイケメン、映画「ファンシーダンス」の一場面を思い出しました😆
傘松閣は参拝者の控室、絵天井は圧巻です。
永平寺の見学はたっぷり時間がありました。
永平寺見学のあと、丸岡城のプロジェクションマッピング鑑賞の前にちょっと早い夕食です。
永平寺から更に南下して、越前国の南の入口にあたる今庄宿に来ました。
半月前に訪ねた今庄宿ですが、時間がなかったので今庄宿に北の端にある古民家レストランまで来れませんでした。
築100年以上の古民家、元は茅葺き屋根でしたが現在はトタン屋根、天井には茅葺き屋根の小屋組が残ってました。
魚介や若狭牛の雲丹鍋、団体ツアーの食事としてはまずまず、鍋の後のリゾットは美味😋
ツアー1日目最後の訪問地は、丸岡城(霞ヶ城)がある福井県坂井市の霞ヶ城公園
今庄から丸岡城まで車で約40分、日没する太陽と駆けっこ、走れメロスの心境です。
丸岡城には日没直後の明るさが残ってました。
丸岡城の天守は全国に12ある現存天守の一つ、
天正4年(1576年)に柴田勝家の甥勝豊が築城。
天守は2層3階建で上層に望楼、屋根は石瓦葺き
残るは重文の7天守、まずは丸岡城を攻略です。
プロダクションマッピングの物語は、丸岡城が築城されてから福井大地震での倒壊から蘇るまで、この城が辿って歴史の一コマ一コマです。
通常は午後8時から自動放映されるショートバージョンですが、この夜は団体客のため地元ボランティアの解説付のフルバージョンでした。
この動画は、戦国時代に加賀一向宗に攻められた丸岡城を、城の井戸から飛び出した龍が霞で城を隠したエピソード、霞ヶ城と呼ばれる由来です。
こるまでいくつかテクスチャーマッピングを見ましたが、テーマや演出ともベストだと思います。
丸岡城のテクスチャーマッピングをたっぷり観て、バスで約60分の金沢に向かいました。
🐇🐈バスツアーのおまけは「うさぎと猫」
バスツアーでは途中にトイレ休憩やお買い物タイムで立ち寄る所があります。
🐇月うさぎの里🐇
兎と遊べる土産屋、加賀に残る民話「うさぎの恩返し」にちなんだミニテーマパーク
土産屋に興味はなく、うさぎ広場で童心に帰って大人しい兎ちゃんをなでなでしてました❣️
🐈猫寺(曹洞宗御誕生寺)🐈
永平寺から今庄の古民家レストランに向かう途中に立ち寄った小さなお寺、
先代住職のころから捨て猫の保護活動をしており、境内を猫たちが闊歩してました。
「平野郷にゃんこ堂」の姪のお仲間です❣️
本堂前の大仏様の両腕にも猫の彫り物
2022年11月放送のNHK-BSの「ドキュメント72時間」にもこの寺が登場しました。