京都では祭などのハレの日に、鯖寿司を食べる風習があると聞いてました。
学生時代を京都で暮らし、年に何度も京都に来ている私ですが、葵祭を見たことがありません。
遅ればせながら葵祭を見物し、この日にあわせて鯖寿司も食べました。
地下鉄京都市役所前で下車して寺町通を北上、
革堂行願寺を過ぎるとまもなく丸太町通です。
葵祭の時代行列は、午前10時30分に京都御所建礼門前を出発します。
時代行列は京都御苑南側の堺町御門から丸太町通に出るのが午前11時頃、
丸太町通で葵祭の行列を見物しました。
牛車がやって来ました。
花で飾られた華やかな風流傘が進みます。
その後、斎王代の腰輿がやって来ました。
青海波の衣装に斎王代と同じ髪飾りの采女、
大河ドラマのシーンを思い出します。
先導の乗尻から最後の牛車まで、約500人の平安装束の行列を最初から最後まで見物することができました。
河原町丸太町から行列は河原町通を北上しますが、私はそのまま丸太町通を東に歩き、
丸太町橋で鴨川を渡り、11時30分に目指すお店に到着しました。
「そ・かわひがし」
銀閣寺道「草喰なかひがし」のご子息でカリナリーディレクター中東篤志氏が始めた小さなお店
お昼の【うどんランチコース】を予約しました。
小さなグラスでいただいた「神蔵」の松井酒造はこの店の近くの吉田河原町、
東一条の鴨川沿に酒蔵なんかあったかな?
と思って調べたら、戦後、酒造りを断念した創業300年の蔵元が平成21年に復活してました。
うどんランチコースは、前菜2品に鯖寿司とお揚げと野草たっぷりの細うどんです
葵祭の日にちゃんと鯖寿司をいただきました😋
「そ・かわひがし」の食事を終えて、午後の巡行が始まる前の下鴨神社に向かいました。
丸太町通で葵祭の行列は全部見れたので、
下鴨神社から上賀茂神社までの見物は止めて、
出町橋西詰にある「鯖街道口」の石碑を訪ねるだけにしておきました。
若狭から険しい峠を越え、大原・鞍馬・雲ヶ畑から京に入った鯖はここ出町に集まりました。
「鯖街道口」の石碑を確認してから、葵祭の見物客で賑わう出町商店街を歩きました。
「出町ふたば」は豆大福を求めるお客で長蛇の列、道路の反対側にも行列ができてました。
出町商店街で鯖寿司が食べられる「満寿形屋」も予想通り長い行列、鯖寿司は予約できる「そ・かわひがし」で正解でした。
九条池の周りにいる人はほとんど外国人、
池のほとりに青鷺がじっと佇んでました。
明日のブログから、葵祭の京都を目指して若狭から鯖街道を辿った旅日記です。