旅の3日目は丹波篠山から長岡京へ


今が見ごろの長岡天満宮の「キリシマツツジ」

今が食べごろの錦水亭の「京たけのこ」


長岡天満宮の大鳥居から真っ直ぐ伸びる表参道は関西屈指のツツジの名所です。

毎年、ツツジが咲く季節には普段は閉鎖されている中央参道が開放されます。


旅の3日目に長岡天満宮を訪ねた時は中央参道両側のキリシマツツジが満開でした。



大鳥居と躑躅、太鼓橋、水上橋の四阿


表参道のキリシマツツジを堪能して、長岡天満宮を参拝しました。

参拝の後はすぐ下の錦景苑を散策、

ここにも菅原道真公の歌碑がありました。

『このたびは 幣もとりあえず 手向山

 紅葉の錦 神のまにまに』

八条ヶ池近くの参道脇にも菅原道真公の歌碑



もう一つのお楽しみは朝堀りの「京たけのこ」

京都西山の畑のような手入れした竹林で手間暇かけて育てられた「京たけのこ」

京都で最高級とされる西山産、朝堀りのたけのこをお昼には食べたいと錦水亭を訪ねました。

八条ヶ池を巡って錦水亭に向かいます。

長岡天満宮から近道がありますが、錦水亭へは池を巡る長い小径を歩きました。

錦水亭の藤棚も花の枝を伸ばしてました。


案内されたのは本館2階座敷の窓側の席、

窓の下は茅葺き屋根を囲んで、藤の花、青紅葉、キリシマツツジの饗宴です。

錦水亭では3月下旬から5月末まで西山産の最高級たけのこを使った料理がいただけます。


昼のたけのこずくし会席を予約しておきました。


木の芽和え のこ造り

筍といえば木の芽和えが定番、これが1番好き😋


「のこ造り」とは、たけのこのお造りのこと、

朝堀りの生のまま食べられる柔らかい歯触りと風味が楽しめます。山葵醬油でいただきました。


若竹すまし汁

このおすましは柔らかい若布が主役


じきたけ

「じきたけ」は大きな筍の輪切りを秘伝のだしで煮たもの、直接かぶりつくのが醍醐味。

大きいけれどサクッと歯切れがよく柔らかい。

かぶりつくと筍と鰹出汁の風味が口いっぱいに広がり、鰹出汁の旨みたっぷりのおつゆが美味😋


仲居さんに「じき」の意味を伺ったら、

その「時期」ということ、その日一番美味しい朝堀り筍を煮た創業時から代々受け継がれた一品。


筍寿司

筍を芯にしたカリフォルニア巻風、雲丹と湯葉、カラスミまぶし。ガリに見立てた筍の紅酢漬


焼竹

香ばしい筍のつけ焼き


むしたけ

たけのこ、貝柱、桜海老、木耳、三つ葉が入った友禅豆腐は着物の柄に見たてた一品、

うすい餡の生姜の味がアクセント


てんぷら 酢の物

三色の筍の天ぷら、赤は桜海老、緑は抹茶

筍の酢の物、土佐酢のジュレには鯨軟骨の食感


のこめし

たっぷりのたけのこご飯、香の物には筍佃煮も


近くの女性客は量が多かったのか、半分をおにぎりにしてもらってました。


このあとの水菓子はメロン


錦水亭といえば八条ヶ池に浮かぶ茅葺き屋根の個室が憧れだけど、一人客にはちょっと無理かな?

長岡天満宮の満開のキリシマツツジと錦水亭の京たけのこを同時に満喫できました。