北陸応援割を使った旅第1弾の2日目は、

金沢の重伝建と兼六園を訪ねました。


まずは近江町市場で腹ごしらえ、市場を歩く人は外国人だらけ、ここはパリのマルシェか?🤣

紅ズワイ蟹を買ってクール宅急便で送りました。


近江町市場に来たら海鮮丼❗️

金沢の海鮮丼発祥の店「井ノ弥」へ直行、


苦虫を噛み潰したような顔の大将が仕切るこの店はメディア登場がダントツの有名店、


店員がやけに若い子ばかりと思ったら、

外人観光客がどんどんやって来る店でした。

この店の新鮮な厚切りネタがてんこ盛りの海鮮丼はコスパ最高です。



金沢市には重伝建が4ヶ所、茶屋街と寺町にありますが、今回訪ねたのは浅野川沿いの「東山ひがし」と「主計町」の茶屋街2ヶ所です。


◾️東山ひがし

金沢といえば必ずこの古い街並みの景観が登場する観光客に大人気の東山ひがしの茶屋街

金沢の茶屋街は文政3年(1820年)に犀川西側の「にし」と浅野川東側の「ひがし」に集められ、旧来の不整形な町割が整形な街並みになりました。


街路に面して1階に出格子を構え、2階の建ちを高くし座敷を設ける茶屋街らしい町家が並びます。


ひがし茶屋のメインストリートの起点にある柳、

遊郭と外界の境に立つ「見返り柳」です。

お茶屋の建物内を見学できる「志摩」は、文政3年に創立された格式の高いお茶屋でした。

典型的なお茶屋の中庭を眺め2階のお座敷へ、

客間には押入れや間仕切壁などはなく、開放的で遊芸を主体にした優美で粋な設えです。


客が通される表も、茶屋を支える裏も見学して、

奥に設けられた茶席でお抹茶をいただきました。

ここでゆっくりした時を過ごしたいのですが、

団体ツアーでは滞在時間は限られます。


◾️ 主計町(かずえまち)

東山ひがしの茶屋街から浅野川を挟んだ対岸に重伝建主計町の茶屋街があります。


茶屋建築の街並みは、前を流れる浅野川と共に美しい景観を形成しています。

主計町が茶屋街として成立したのは明治時代に入ってから、

1階に出格子を構え2階の建ちが高い茶屋建築、

明治後期から昭和初期にかけて3階建てに増築された茶屋もありました。

路地裏の紅殻壁の艶やかさは往時の茶屋街の面影を伝えています。

観光客で溢れるひがし茶屋街に比べ、すぐ近くの主計町茶屋街を訪ねる人は少なく、若い外人カップルやカメラ片手のシニアと出会うだけでした。



重伝建の東山ひがしと主計町を散策した後、

最後に訪ねたのが兼六園、大学時代に金沢を旅して以来ほぼ60年ぶりです。

金沢城石川門前の桂坂口から入園しました。


限られた滞在時間なので広い兼六園は見どころを要領よく巡りました。


まずは霞ヶ池の徽軫灯籠(ことじとうろう)

兼六園といえば、この景色ですね❗️


霞ヶ池に枝を張り出す唐崎の松

松の雪吊りは冬の兼六園の風物詩です。

13代藩主前田斉泰公が近江八景の唐崎松の種子を取り寄せて育てました。


根上松

大小40数本の根が地上2mまでせり上った奇観は、土を盛り上げて植え、成長後に土を取り除いて根を露わにしたとのこと。


雁行橋(亀甲橋)

11枚の赤戸室石一枚一枚が亀甲の形、雁が夕空を列をなして飛んでいく様を表してます。


桜の美しい季節が終わった兼六園内に、ぽつんと残った名残りの桜


今の兼六園は若葉や苔の緑が美しい季節、

取り急ぎ見どころを回った後は、集合時間までゆっくり兼六園の緑の中を散策しました。


金沢の見どころを駆け足で巡るツアー、

まだまだ訪ねたい場所がいっぱい残ってます。 


次回は金沢の街をじっくり歩いてみたい。

旅の終わりは富山の「ますのすし」でした。