福井県内の重伝建を巡る旅、

北陸道の今庄宿に続いて、鯖街道の起点小浜市の小浜西組と若狭街道の熊川宿を訪ねました。

鯖街道は若狭と京都を結ぶ何本かの街道の総称、

東から西近江路、若狭街道、鞍馬街道、雲ヶ畑街道、西の鯖街道から周山街道への道があり、
鯖などの海産物や文化が往来しました。


敦賀駅からJR小浜線に乗り約70分で小浜駅。

小浜のいずみ町が鯖街道の起点の一つです。


重伝建「小浜西組」は小浜市西部に位置し、商家町・茶屋町・寺町の街並みが展開しています。

この地域は旧丹後街道に沿って、近世前期の古い町割が残ってます。

小浜の街のあちこちにNHK朝ドラ「ちりとてちん」ロケ地の看板が立ってました。


小浜の宿は、小浜西組の茶屋町にある元は料亭だった「三丁町ながた」

一棟貸しの古民家宿を独り占めです。

暖簾をくぐると内玄関、帳場だった小部屋は日中はカフェに使われてます。

凝った造りの廊下や天井は料亭時代のなごり

座敷、寝室、小部屋、自炊用キッチン

キッチンには調理器具一式と食器が用意され、

家族やグループで泊まると楽しそう。


夕暮れ迫る三丁町と小浜海岸を散策しました。

宿に帰って夕食、敦賀のスーパーの食品売場で買っておきました。

焼鯖寿司、ほうれん草胡麻和え、サゴシの炙り

宿が用意したお箸は小浜特産の見事な塗箸、

ちりとてちんの主人公の父・祖父は塗箸職人


翌朝は快晴、抜けるような青空と波静かな小浜湾

この日は鯖街道を熊川宿から大津に向かいます。