食で季節を訪ねる月に一度の馳走きむら

今月も雨が降る日でした。


まずは秋田の酒「まんさくの花」を冷酒で、

最近は一合を料理に合わせてゆっくり呑みます。


長万部ほっき貝 三浦春キュベツ ゼリー掛け

さっと炙ったほっき貝は柔らかく、春キャベツの甘みと桜塩漬けが旨味を引き立てます。


清汁碗 蓬豆腐 ワラビ

蓬豆腐は半日寝かせると形崩れしないとのこと。


お造り 青森の生本鮪 九州の赤貝

160kg超の生本鮪の赤身と中トロを厚切りで、

やばいお酒が進みます。


熊本産筍の天ぷら モンゴル岩塩

馳走きむらで初めて食べる筍の天ぷら、

大ぶりの筍は柔らかくしかも食感があり、

下ごしらえの技を感じる一品でした。


焼き物 礼文島の桜鱒 富山蛍烏賊と分葱ぬた

桜鱒と桜の小枝で一足先にお花見🌸


根室の毛蟹と雲丹 アメーラ ジュレ掛け

山葵の花は微かな苦味とワサビの香り


小鍋 フカヒレ 桜麩 うすい豆

日本料理でいただくフカヒレ、美味しかった。


関西の春の訪れを告げる和歌山のうすい豆

京都ではこの時期に桜の葉を練り込んだ生麩が出回るとのこと。


土鍋炊きの筍ご飯 山椒の香りが立ちます

味噌碗には白髪ネギのような繊細な筍


デザート 弥生姫、文旦、セトカ、金柑

このあと濃いめの煎茶をいただきます。


雨は少し小降りになったので、帰りに筍ご飯を娘宅に届けてあげることにしました。