逗子・葉山で海を眺めた翌日は、静かな鎌倉を歩きました。
スタートは鎌倉駅西口、小町通りや若宮大路のある東口側は平日でも観光客で混雑してました。
鎌倉駅西口から源氏山を目指して歩きます。
御成隧道を抜けて、佐助一丁目交差点を右折して進むと銭洗弁天参道の坂道に差し掛かります。
目指す源氏山は銭洗弁天の少し先ですが、
境内に人が少なそうだったので参拝しました。
銭洗弁天は夢でお告げを聞いた源頼朝がこの湧き水を探させ石工に洞窟を掘らせたとのこと。
銭洗弁天から坂道を登ると源氏山公園があり、
源頼朝公の銅像が鎌倉の街を眺めていました。
源氏山の源頼朝像は神護寺の伝源頼朝像とは違ったお顔立ち、実際はどんなお顔だたのか?
源氏山公園からの帰りは険しい化粧坂切通を下ろかと思ったら、途中に危険個所があり通行止になってました。
化粧坂切通コースは諦めて元来た坂道を下り、
途中で寿福寺に向かう道に曲がりました。
佐助隧道を抜けると、ノーマン・フォスター設計の鎌倉歴史文化交流館や鎌倉三大洋館の古我邸があり、道沿いにはモクレンが咲いてました。
源氏山山麓にある寿福寺は鎌倉五山三位の名刹、
裏の墓地に源実朝・北条政子のやぐらがあります
寿福寺奥の隧道を抜けた静かな住宅地に古民家カフェ佐生があります。
佐生の庭園は七代目小川治兵衛の作庭、今は水は流れてませんが庭園に小川が作られてます。
開店1番に入店し、美しい庭園の見晴らしのよい縁側のコーナー席に案内されました。
ビーフシチューのコースを予約しておきました。
まずはスパークリングワイン、
先付はデミタスカップに玉葱のポタージュ
前菜は、もずく、信田巻、菜花と文旦の白和え
自家製胡麻豆腐、鯛の塩焼に自家製蕗の薹味噌
メインのビーフシチュ、ご飯は向月台に見えます
食事のあとは珈琲を飲んでゆるやかに流れる時間を楽しみました。
佐生のランチの後、横須賀線の踏切を渡り横大路を少し歩くと旧川喜多邸別邸と川喜多映画記念館があります。
川喜多映画記念館の51席の映像資料室では珠玉のヨーロッパ映画が上映されてます。
この日の上映は、ルネ・クレマン監督、アラン・ドロン主演の「太陽がいっぱい」
ニーノ・ロータの名曲で「太陽がいっぱい」をよく知っているつもりだったけど、
この映画はまだ観てませんでした😅
トム(アラン・ドロン)の完全犯罪が最後にどんでん返しになる、とは知っていたけど、60年後にやっとそのシーンを観ることができました。
ボートに放置されたトム、いつ殺意が生まれた?
全てを手にしたトム『太陽がいっぱい』と語る
引揚げ作業のヨットが引きよせた帆布の塊には
※映画のシーン画像はネットから借用
『太陽がいっぱい』のセリフの直訳は『カンカン照りだ』らしい。
「眩しい太陽以外は、気分は最高だ」、眩しいほどの大金持への殺意、ボートで漂流し太陽に焼かれたトムにとって「太陽」はウザい存在なのだ。
トムが完全犯罪を企むサスペンスドラマだけど、
ニーノ・ロータの美しいメロディとイタリアの海、そしてトムを演じる若きアランドロンの美貌に酔いしれる118分でした。
明日(24日)朝、画像クイズをお出しします。