京都・滋賀の重伝建を巡る旅の4日目の朝
『やうやう白くなりゆく山ぎは、すこしあかりて』やがて東山から日が登ります。
京都市内にある重伝建は4ヶ所、
祇園新橋、産寧坂、嵯峨鳥居本、上賀茂
どこも人気の観光地です。
中でもいつも観光客で溢れる祇園新橋と産寧坂は人の少ない早朝に訪ねました。
早朝の三条大橋西詰には人影もなく、昨夕の雑踏が嘘のようです。
三条大橋を渡り5分ほど歩くと祇園新橋です。
◾️ 祇園新橋伝建地区
祇園新橋界隈は祇園発祥の地、白川の新橋から縄手筋手前までの新町通と白川南通の界隈が重伝建に指定されてます。
白川の北側にも戦前はお茶屋などの建物がありましたが、第二次世界大戦が始まると建物疎開で破壊され、現在は白川の美しい景観が楽しめる遊歩道となってます、
白川に小橋が架かる「白梅」は義父母がよく泊まった料理旅館、妻といつか一緒に泊まりたいねと話していたけど叶わぬ夢となりました。
辰巳神社や巽橋の辺りは絶好のフォトスポット、ウエディングフォトの二人をよく見かけます。
巽橋を渡り八坂神社を抜け産寧坂に向かいます。
■ 産寧坂伝建地区
重伝建に指定されている産寧坂伝建地区は、
八坂神社南の石鳥居から、ねねの道、二寧坂を経て産寧坂までの広いエリアで、
石塀小路や八坂塔界隈も含まれます。
石塀小路(撮影禁止)を巡り高台寺下のねねの道を二寧坂に向かいます。
早朝の祇園新橋ではほとんど見かけなかった外人観光客がニ寧坂・産寧坂にはもう現れてました。
和傘が並ぶ景色の石段上、カメラを構えた外人さんとかず坊がシャッターチャンスを待ちました。
産寧坂上から眺めた朝の八坂塔、清水坂を外人観光客が続々と登ってきました。
この時間、ニ寧坂や産寧坂の両側のお店はどこも開いてなかったけど、
ニ寧坂のある町家の前に行列ができてました。
スターバックスコーヒー二寧坂ヤサカ茶屋店
行列はほとんど外人観光客でした。
7時に開店、まずは好きな場所を確保してからオーダーに向かいます。
注文カウンター前は既に長蛇の列、スタバで朝食は諦めて高台寺南門通の前田珈琲高台寺店へ、
まだ満席にはなってませんでした。
クロワッサンのモーニングセットを食べてると、ここにも外人観光客が続々とやって来ました。
前田珈琲を出て安井神社から祇園町南側の風情ある街並みを歩き四条通へ、
祇園町南側の花見小路周辺は女紅学園所有のため乱開発を免れ、重伝建ではないが歴史的風景特別修景地区に指定されてます。
四条通の南座では三月花形歌舞伎が公演中、
歌舞伎界の若手イケメン3人の共演です。
中村壱太郎は二代目扇雀・扇千景の孫、尾上右近は鶴田浩二の孫、中村隼人の祖父は萬屋錦之介の兄時蔵、馴染みある昭和の名優の孫世代です。
南座の前の鴨川沿には出雲阿国の銅像、
四条大橋を渡り龍馬通のホテルに戻りました。